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V字研メルマガ vol.90 「数字を追えば心乱れる…自分のブラック化にご用心」

「数字を追えば心乱れる…自分のブラック化にご用心」

東芝が不正会計を行い、田中社長が辞任する運びとなりました。
現場に圧力をかけ、それが意図的な会計操作に繋がったようです。

田中社長は、13年6月に就任。
営業利益を過去最高にすることを掲げ、
損失や費用計上の時期をずらすことを
検討してくれないかと求めていたといいます。

史上最高益って、いったい誰のためなのでしょう?
社員にとってそれは大きな意味があるのでしょうか?
過去最高益を目指す理由があるとしたらそれは唯ひとつ、
自分の経営手腕が評価される自分のためでしょう。

私の部屋には、「商人双六」が貼ってあります。
近江商人で有名な滋賀県の『てんびんの里』で買ったもので、
「三方よし」の精神33箇条が書かれています。
そこにはこんなビジネス訓があります。

「数字を追えば心乱れる」
「金を追うな、仕事を追え」

田中社長も立派な、人望のある人だったと思います。
数字を追って、豹変してしまったのかもしれません。

数字を追うといえば、私にも苦い思い出があります。
リーマンショックに襲われた2009年。
それまでビジネスマンとして、ただ一度も
目標未達成の経験がなかった私は、数字を作ろうと焦りました。

通常の料金に10~20%程度積み増しした提案を行いました。
偏に、自分の連続達成記録を更新し続けたいがためでした。
おそらく、この時期はお客様の顔が札束に見えていたのでしょう。
当然ながら、有力と見込んだ案件も高額すぎて失注を連発。
初の未達成を経験しました。

このとき痛感したのは、ハッピートライアングルの大切さです。
ハッピートライアングルとは、「会社の利益」「顧客の満足」
「従業員のやりがい」を頂点とした正三角形のこと。

そして、この正三角形を大きくしていくには
どうしたらよいかということです。
このとき、あなたは3つの頂点のどれを大きく伸ばしますか?

リーマンショック当時の私のように、
「会社の利益」を伸ばすとどうでしょう?
それにつられて「顧客の満足」「従業員のやりがい」も
同じ割合で大きくなるでしょうか?

私にはそれができませんでした。
利益を追求するあまりに、顧客のことを考えない
自分本位の営業をしてしまいました。
また、部下たちに「もっと高く売れ!」と強要していました。
こんな部長の態度に、部下たちもやりがいを失い、
チームの雰囲気は最悪でした。

では、「顧客の満足」を伸ばすとどうでしょう?
正三角形に近づくでしょうか?

これは、正三角形に近づきそうですね。
が、正三角形に近づくには一つだけ条件があります。
それは、従業員が喜ぶ顧客の顔を見て、そこに幸せを感じるときです。
逆に、顧客満足を高めるために従業員が多大な犠牲を払い、
そのことに苦しむケースがあれば、それは誤りです。

私は自分本位に高く売って失敗しましたが、
お客様のコストダウン要求に合わせていたら
こちらが肉体的にも精神的にも擦り切れてしまいます。
そして、三角は徐々に細くなっていってしまいます。

では、「従業員のやりがい」を伸ばしていくのはどうか。
もしこれが高くなれば、その感覚は必ずお客様に伝わります。
そのようなお客様は、
「他社と同じ値段ならば、あなたに頼みたい」と言うでしょう。
「あなたが担当で良かった」と、何度も指名してくれるでしょう。

その結果、「顧客の満足」は勿論「会社の利益」も高くなります。
ハッピートライアングルは正三角形を維持したまま
その面積を拡大することができます。

そして、リーマンショックと東日本大震災を経た後で、
このことに私ばかりでなく多くの経営者が気付いたのでしょう。

「従業員のやりがい」を重視し、そのための仕組み作りと
環境整備に力を入れている企業は、
今、とても輝いているように見えます。

商品の差別化がむつかしい時代だからこそ、
いきいきと働いている従業員が生み出す一体感が
差別化要因になっているのです。
あなたの会社は、従業員のやりがい作り
第一の経営をしていますか?

史上最高益などにこだわり、操作主義に走ることは、
自分で自分を見失う、自分をブラック化してしまう
第一歩かもしれません。
経済が好調な年だからこそ、注意したいものです。

 

V字研メルマガ vol.89 「他人ゴトを自分ゴト化する方法」

「他人ゴトを自分ゴト化する方法」

梅雨空が続いていますね。来週の台風が心配です。
準備を怠らないようにしましょうね!

さて、岩手でまたしても悲痛な事件が起きました。
中学2年生の自殺です。
先生に毎日提出する日記に、
自分がイジメに合っているSOSを送り続けたものの
学校側がそれを受け止めきれなかったために起きた事件でした。

生徒にアンケートしたところ、
この生徒へのイジメは多くの人に認識されていたようです。
しかし、校長は知らなかったというし、
職員会議でも彼の日記が話題になることはなかったといいます。

きっと隠密裏に解決しようとしていたのでしょう。
が、それが一番いけないのだと思います。
イジメをする側は、相手がコソコソしていると
それを封じ込めるためにイジメ(圧力)を増長するからです。

イジメに関して、「ひとりボカン」で有名な斎藤一人先生は、
イジメをなくす方法を次のように言及しています。
「とにかく、大ごとにすることや」

「一部の問題ではなく、全体の問題にせよ」ということです。
今回のようなケースでは、「学校中の問題とせよ」
「暴力があるのなら警察沙汰にせよ」です。

実際に、今から40年も前のことですが、
私が小5の時の担任は、そうやってイジメをなくしました。

5年生になった日、クラス替えが行われました。
マンモス校だったので、新しいそのクラスでは
私が知っている友達はほとんどいません。
先生も全く知らない女の先生でした。

すると、その日のうちだったと思いますが、
先生が「皆さんと一緒に考えたいことがあります」といって
Nさんという名の同級生の女の子を前に立たせました。

先生は、Nさんの4年生のときの話をしました。
Nさんは4年生の時に、クラスでイジメを受けていました。

具体的なイジメの内容は忘れましたが、
今流に言えば「臭い」とか「キモイ」などの悪口から、
持ち物を傷つける、盗む、机やノートに落書きする等の
行為もあったのだと思います。

Nさんの家が母子家庭だったことも記憶にあるので、
そのようなことも先生は語ったのかもしれません。
その子は先生がこうした事実を語る間、
前に立ってずっとシクシク泣いていました。

それまでイジメなど考えたこともなかった
10歳の私には、クラス替え直後のこの光景は強烈でした。
そして、先生は「皆がNさんと同じ立場だったらどうか?」
「同じようなことがこのクラスで起きたらどう思うか?」
「イジメを見かけたら、君たちはどうするのか?」
などの質問を投げかけました。

そこから先は、今日出会ったばかりの仲間と
ディスカッションです。

僕たちのグループの結論は、「同じ立場だったら嫌だ」
「そんなクラスにはしたくない。イジメのないクラスにしたい」
「イジメを見かけたら、注意する。
担任でなくても近くにいる先生に伝える」でした。

先生は、すべてのグループに
ディスカッションの結果を発表させました。
皆、同じ結果でした。
それを聞いた先生は「先生もそう思います」と言いました。
そして、この考え方がクラスの総意だと全員で確認しました。

以来、このクラスでイジメが起きることはありませんでした。
Nさんも、クラスメートとして打ち解けていました。
自分たちに導き出した結論だから、自分たちが守る。
そういうことができたのだと思います。

発生した問題を公にし、ディスカッションすることで、
僕たちは、Nさんに起きていたイジメの問題を
他人ゴトではなく自分ゴト化したのだと思います。
そして、これを機に僕たちのクラスでは一体感が生まれました。
「いいクラスにしよう」一体感だったと思います。

企業という組織の一体感づくりもこれと同じです。
そのときの課題を、そこにいる従業員ひとり一人が
いかに自分ゴト化にかかっています。

それには問題をオープンし、
そのディスカッションへの参加させることです。
そして、そこで導き出された結論を軽んじることなく
現実の問題解決の中に取り入れることです。
自分の意見が反映されたと感じたなら、
だれもがその結論を大切にするのです。

イジメ→自殺のニュースは後を絶ちません。
子供たちを預かる先生たちには
40年前の私の先生のやり方を見習ってほしいと思います。

 

V字研メルマガ vol.88 「経営における一体感の力」

「経営における一体感の力」

なでしこジャパン、強敵アメリカの前に
連覇はできませんでした。残念でしたね。

敗因は前半の大量失点。
気持ちが落ち着く前にやられた、という報道がありましたが、
私には完全アウエイの環境に負けたのだと思いました。

場所はバンクーバーでしたが、
場内は米国ファンだらけのように見えました。
そして試合前の米国国歌斉唱。
会場全体であの勇ましい米国国歌を、同じ動作をして歌います。

国歌というのは自国の存在価値を共有するためのもの。
それを5万人以上の人が、大声で、同じポーズで
歌うことで生まれる一体感は、
おそらく地鳴りのような迫力があったのではないでしょうか。

心理学の先生に、人間が最も怖いと感じる状態は、
周囲を人に囲まれて、その囲みがだんだん狭くなって
自分に迫ってくる時だ…と教えていただいたことがあります。

米国の国歌斉唱は、なでしこにとっては
それに近い迫力だったかもしれませんね。
そこをアメリカは一気呵成に攻めてきました。

百戦錬磨のなでしこでも浮足立ってしまう…
一体感がもたらす力はこれほどまでに強いのです。
これは企業経営でも同じです。
トップと従業員同士でつくりあげる一体感は、
成果を生み出すために必要な、最も大きな要因です。

このことを、京セラ創業者の稲盛和夫さんが示す
「人生方程式」を用いて示してみましょう。

「人生方程式」は以下の通りです。
人生・仕事の結果 =考え方 × 熱意 × 能力

この式の「考え方」とは、
熱意や能力を「何のため」に使うかという目的を表します。
例えば、原子力の技術を平和目的のプラス方向に使うか
戦争目的でマイナス方向使うかという議論がありました。
もし、考え方がマイナス方向に働くと、
いくら熱意と能力があっても結果はマイナスにしかなりません。

よって、経営者はプラス方向の「考え方」を示し、
全員のベクトルを揃えていく必要があります。
企業使命(ミッション)、経営理念、ビジョンなど
企業の目指すべきところを示したものは
すべて「考え方」といえます。

また「熱意」は、会社の「考え方」に共感し、
どれだけ熱い思いを持って仕事をいるかの
マインドを表します。

マインドは態度に現れます。
熱意のある人は、素直です。即行動します。時間を守ります。
礼儀正しく挨拶します。整理整頓します。掃除をします。
仲間を守ります。自分で考えて行動します…。

どんなスポーツのチームでも行動規範が徹底している
チームは強いといいますが、好不調に関係なく同じ姿勢を
貫けるチームは心が強いのです。

「考え方」に共感した複数の社員が「熱意」を持ち、
正しい態度で仕事をすれば、
そこから同じベクトルで歩む会社の「一体感」が生まれます。

「考え方」×「熱意」=「企業使命」×「行動規範」であり
=「一体感」なのです。
稲盛さんの式を企業に当てはめると
「経営の結果 = 一体感 × 能力」となります。

ただし、能力の発揮度合は、環境の影響を受けます。
そう考えると「経営の結果 = 一体感 × 能力」の式では、
一体感のウエイトがものすごく大きいことがわかります。

では、企業の一体感はどうしたら強くなるのでしょうか?
その方法のいくつかを、今後このメルマガではシリーズで
紹介していきたいと思います。

なでしこたちの最後まであきらめない姿勢に
涙した人も多かったのではないでしょうか?
彼女たちは、この敗戦から多くを学んだはず。
私たちも多くを学ぶこととしましょう。

 

V字研メルマガ vol.87「もう困らない!朝礼の話のネタを見つける方法」

「もう困らない!朝礼の話のネタを見つける方法」

なでしこジャパン、すごいですね。
ひとつも負けずに、全部一点差で連覇に大手!

さて、この事実に対しあなたはどんな
感想を持ちましたでしょうか?

私は、選手たちが口々に
「90分で勝とうとする気持ちが勝利に結びついた」と
語っていたのがとても印象に残りました。

というのも、前回のW杯で優勝した時に
宮間選手が次のように語っていたからです。
「準決勝は延長戦での勝利、決勝はPK戦での勝利。
90分で勝たないと本当の勝ちとは言えない」。

おそらくこの考え方は、宮間選手だけのものではないのでしょう。
なでしこ全員がチームとして90分での勝利に
こだわっていたのだと思います。
同じ勝つなら美しく、堂々と。
日本人らしい生き方だと思います。

と、私がこんなことを考えてしまうのは
おそらく私の中には、物事(ものごと)に出会ったときに
その物事の「目標の水準」や「目的意識」に
注目する性癖があるからだと思います。

今回のW杯でも、宮間選手が
「決勝まで行ってやっとスタートですから」と
繰り返し語っているのが気になって仕方ありませんでした。
決勝=ゴールではなく、決勝=スタート。
私のような凡人にはおよそ伺い知れない心理ですが、
イチロー選手と同じくらい崇高なものを感じます。

そして、今日、メルマガの読者の皆さんにお伝えしたいのは
自分なりのモノを見るときの「性癖」を
大事にしてほしいということです。

特にマネージャを務めている人の中には、
毎日の朝礼などで部下に何か一言語らないといけない…
という役目の人もいることでしょう。

そのような人の悩みは、「毎日何を話したらいいのか…」です。
私もこれまでに「毎日ひと言話さねばならないのですが
どうしたいいでしょうか?」という相談を何度も受けました。

相談者の多くは、偉人の名言集やこうしたメルマガから
ネタを探しています。が、それで大変なことです。

そこで私がお勧めしているのは、
自分が物事を見るときの「性癖」を知ること。
別の言葉を使えば、自分流の「切り口」を知ることです。

私の場合、切り口のひとつが上記のような
「目標の水準」や「目的意識」などです。
ですから、そのときそのとき起きた物事を、
とりあえず「目標の水準」や「目的意識」で切ってみるのです。

すると、前回のように自民党議員の問題発言があったときは、
「なんという目的意識の低さだろう。
目的が議論で相手を説得することではなく、
相手を黙らせることになっている。
これでは相手の恨みを買うだけで何も解決しないのに…」と
気が付くのです。

また、錦織選手がウィンブルドンを棄権する決断をしましたが、
そのような事実を彼の「目標の水準」や「目的意識」から
考えて語ることもできます。
今ここで目先の栄誉を追うより、一時退却しても
しっかり足をケアする方が彼の真の目的に適っているのでしょう。

こうした見方ができれば、世の中で起きた出来事を題材に、
自分の意見を語ることができます。
そして、その「切り口」を「目標の水準」や「目的意識」以外に
後2つ持っていれば、毎日のスピーチに困ることはありません。

そして、これは誰でもできることなのです。
なでしこジャパンを見ながら、
ケガをした仲間を思いやるチームワークに感心した人は
「仲間への気遣い」の「切り口」から考えるのが
自分の得意技だと考えればいいでしょう。

また、彼女たちを一生懸命育ててきた両親や周囲の人に感心した人は
「支える人」の「切り口」で考えるのが
自分の得意技だと思うばいいでしょう。
オウンゴールをした英国の選手の無念さに想いが及ぶ人は、
「全体と個の関係」から考えることを大切にしたいのでしょう。

なでしこジャパン、2大会連続のW杯決勝進出。
この事実に対しあなたはどんな感想を持ちましたでしょうか?
自分の物事の見方を自覚しそれを誰かに語れば、
今日もあなたはあなたらしく
一日をスタートすることができるでしょう。

 

V字研メルマガ vol.86「MY GAME IS FAIR PLAY」

「MY GAME IS FAIR PLAY」

暑かったり涼しかったり体調を崩しかねない季節です。
皆さんも体調管理には気を付けてくださいね。

自民党の若手議員が勉強会で
「マスコミを懲らしめるには」という発言をして
話題になっています。
言論の自由を統制する与党の傲慢だと騒がれていますが、
私もこの報道を聞いて嫌な気分になりました。

それは、マスコミを締め上げるには
広告収入を止めてしまえばいい、という
「相手が一番嫌がることを考えるエネルギー」を
政治家が駆使しているという現実に、です。

政治でもスポーツでもビジネスでも
その本質は戦いですから、相手が一番嫌がることをする、
弱点を突くのは勝つための常道手段です。

しかし、弱点を突いて勝ったところで
決して幸せな気分にはなれないでしょう。
それは、だれが見ても卑怯なやり方であり、
世間から支持も賞賛を得られない情けない勝ち方だからです。

また、そんな仕掛けをしても相手の出方次第で、
仕掛けた側が惨めになることもあります。
次のようなケーです。

私のクライアントで、
コンテンツプロバイダー業のP社が
自社の社員をライバル会社に
数人引き抜かれたことがありました。

ライバル会社が、高い給料を餌に
ヘッドハンティングを仕掛けてきたのです。
当時、市場ではP社の方がやや優勢であり、
ライバル会社は巻き返そうと必死でした。

貴重な人財を引き抜かれて当然、P社の中に動揺が走ります。
が、このときP社の社長は、少しも慌てず堂々としたものでした。
そして、次のように言いました。
「あいつらは可哀想に。情報だけ取られて、後は使い捨てだろう」

情報だけ取られて、とは
P社に関する様々な以下のような情報を
ライバル会社内で伝える、ということです。
・情報の集め方
・情報の処理の仕方
・顧客関連情報
・従業員の給与、インセンティブ
・未来投資に関する情報…etc

そして、一通り聞き出したら、
頃合いを見て、「君はもう要済だ」として追い出される。
社長はそのことを可哀想だと言ったのです。

社長のこうした発言は、
社内の動揺を抑えるのに大きな効果を発揮しました。
逆に、転職した仲間が随分と惨めに見えてきました。
目先の金銭欲のために恩ある仲間を裏切った守銭奴…
そんな人たちが、この先大成するはずがない。
皆、そう思えてきたのです。

さらにその1年後P社は上場しました。
このとき社長は、次のように語ります。
「もしうちが身売りする、といったら
株を一番高く買ってくれる会社はどこだと思う?」
「それはね、あのライバル会社だよ。
あの会社が、うちの価値を一番よくわかっているんだ」。

それを聞いて、なるほど…と納得しました。
「ライバル会社は当社を恐れている、当社を認めている。
だからこそ、汚い手を使うし、
もし金で買えるのなら、法外な金額を出すだろう」
そうした事実や予測を伝えることで、
社員に「競合が認めるわが社の力」を伝え、
自社の存在価値を高めているのです。

マスコミが自民党若手議員の発言を繰り返し伝えるのは
問題が重要な安全保障問題に関することもありますが、
案外「政府与党が嫌がるほどの伝える力」が
自分たちマスコミにあるのだと誇示したいのかもしれません。

強大な相手が本気になってかかってくることは、
弱者にとっては名誉なことなのです。

が、できればそんな戦い方はしたくはありませんね。
女子サッカーW杯で日本VS豪州の試合前に
「MY GAME IS FAIRPLAY」
と書いた旗の前で、写真に納まっていました。
とても印象的な光景でした。

スポーツ選手はよく「自分たちの試合をするだけ」と口にします。
Fair Playとは、ルールを守るだけでなく、
自分らしい戦い方をする、という意味も含まれていると思います。

自民党若手議員の危険な考え方と、なでしこジャパン。
その影と光を観ながら自分らしいPLAYを
忘れないようにしたいと思いました。

 

V字研メルマガ vol.85 「自分の『引き寄せ法則』の見つけ方」

「自分の『引き寄せ法則』の見つけ方」

先日、上映中の『ビリギャル』を観てきました。
「すごくいいよ」という噂を聞いて観に行ったのですが
本当に良かったです。
なげやりで自分自身の現在にも将来にも
全く期待していなかった主人公が
塾講師のアドバイスと応援によって自信を持ち、
最後には最初に掲げた慶大合格を果たすという物語です。

途中何度も涙が出ました。
塾講師の坪田先生の言葉です。
彼はただの一度も「慶大なんて無理だ」とは言いませんでした。
常に「慶大を目指すんだろう」と動機づけます。
そして、少しでもテストでできるようになると
「凄いじゃないか」と手を叩いて一緒に喜んでいました。
そして、主人公の内面に自信を作っていきました。

そこで今回は、自信を持つ方法について
お伝えしたいと思います。
このメルマガでは前々回から、主体性発揮の3要素は
『舞台』『自信』『メンター』だとお伝えしていますが、
自信を持つことは、主体性の発揮につながるからです。

自信とはその字のごとく自分を信じることです。
「これをやっていれば大丈夫、間違いない」
自分でそう信じられることを続けることから生まれます。

では、何をやっていれば間違いがないのでしょうか?
以下に、以前受けたコーチングからヒントを得て
開発した方法を紹介します。

ヒントはあなたの過去にあります。
そこで、あなたの一年間の仕事を振り返ってみましょう。
その中から自分が頑張ったわけでもない、周囲の誰かのお蔭でもない、
思いがけず偶然起きた良かった出来事を3つ以上書き出してみます。

私の場合は以下の3点です。
・かつての私の部下で、今は転職して一流企業に
勤めている人から、コンサルのオファーをいただいた
・かつてのクライアントの研修事務局だった人で、
退職後に私のパートナーコンサルタントになってくれた
・かつての私が教えた人で、今は企業の幹部になった人から
コンサルのオファーをいただいた

独立初年度ですから、
仕事のオファーやパートナーに関することばかりですが、
本当にありがたい偶然でした。

が、ここではこれらの出来事を
「偶然ではなかった」と考えてみます。
逆に自分の日ごろから何かを心掛けているから
それによって起きた「必然の出来事」だったと考えてみるのです。

いわゆる「引き寄せの法則」です。
これらの事実の中に、私が自分でも気が付いていない、
自分にしかない成長法則があると信じ、
こうした出来事が起きた原因の共通点を探す
「引き寄せ分析」をしてみるのです。

すると、あることに気が付きました。
上記のケースでは、いずれも連絡をいただいたら即お会いました。
そして、自分の意見を伝えるとともに、即提案をしました。

つまり、即会って、即提案していたのです。
きっとそれが熱心さとして伝わったのでしょう。
どのケースもやりがいのある仕事に繋がりました。

きっと、これが私流の成功法則のひとつなのです。
それからというもの私はこのことを
「フィードバックの法則」と名付け、
これを日々実践するようにしました。

具体的には、営業力強化コンサルをしている
クライアントの現場の皆さんには、
2週間に一度活動記録を提出していただき、
その内容についてフィードバックするようにしました。
これをメールで活動をフォローするので
私は「メールフォロー」と呼んでいます。

現在私は2週に一度、47人のメールフォローを行っています。
これだけの数のフィードバックをするのは大変ですが
現場で起こっている細かいことが手に取るようにわかります。
また、現場の皆さんのモチベーションの状態がわかります。
すると、ビリギャルの塾講師のように
タイミングよく励ますことや応援することができるのです。

イチローは「小さなことを積み重ねることが
とんでもない所に自分を連れていく唯一の方法」と述べています。

自分の「引き寄せの法則」を見つける
「引き寄せ分析」をすれば、
あなたがあなたの知らないすごい世界に行くために
あなたが積み上げるべき小さなことが見つかるでしょう。

あなたもぜひ、引き寄せ分析をしてみましょう。
そして、「毎日あれをやっているのだから大丈夫!」といえる
自分の自信を作っていきましょう。

 

V字研メルマガ vol.84 「フィードバックで主体性を引き出す」

「フィードバックで主体性を引き出す」

前回、主体性発揮の3要素は
『舞台』『自信』『サポート』だとお伝えしました。
今回は、そのうちの『舞台』について詳しく述べたいと思います。

先日ご紹介した新入社員研修の『舞台』は
自分が配属された店の特定カテゴリーの売上伸長率です。
新入生には重いテーマですが、
あえて結果が数値で測定できるテーマを選びました。

もちろん、数値結果だけを見て優劣を判断するのではありません。
成果発表会を開催し、数値結果とともに
この結果に至るまでのチームワークや
リーダーシップ、プレゼン能力なども加味して行われます。

このちき、数値結果という物差しがあれば
良い結果の場合は何が良かったのか、
悪い結果の場合も何が悪かったのか、
その原因となった「原因行動」が明確になります。

そうした振り返りをし、自分の行動の修正点に
気づいていただくために、
敢えて数値測定可能な行動を選んだのです。

「人はフィードバックで育つ」といいますが、
私の指導の中で記憶に残っている若者がいます。
Sさんといいます。

彼は、職域販売の営業マンでした。
企業に訪問し、朝や夕方にビラを配布し、
昼食時には食堂でその企業で勤めている人に声掛けをし
商品やサービスを提供する人です。

私が同社に営業力強化に入ったころ、
同社の業績は低迷していました。
市場でガリバーと呼ばれる競合2社に押され、
営業成績は落ち込む一方でした。

そのような状況の中で、Sさんは会議の場でこんな意見をしました。
「競合のライバル会社は
TVで有名なアニメのキャラクターを使って宣伝している。
うちも同じような販売促進をしないと勝てない」

この意見に私は呆れました。
第一に、同社にはそのコスト負担に耐える体力がありません。
第二に、アニメキャラを用いるのは親しみやすさで
客を引き付けるためです。親しみやすさを提供するのであれば、
その方法は、有名キャラクターを使うだけが能ではありません。
Sさんが自分の担当する職域で有名になればよいことです。

職域の人たちに自分を知ってもらう努力を怠らず、
一生懸命に声がけをしたり、
お客様が喜ぶような相談会を開いたりできれば、
きっと自分を伝えることができ、アニメキャラよりも
親しみやすくお客様に愛される存在になれるはずなのです。

よって私は次のようにフィードバックしました。
「競合に負けているのを会社のせいにするのはおかしい。
キャラがほしいなら、Sさんがキャラになればいい。
もしキャラがほしいなら、キャラになるくらい、
やることやってから発言しよう」

このアドバイスで、Sさんにはスイッチが入りました。
その日から、地道に朝晩のビラ配りに取り組みました。
声がけも一生懸命しました。相談会も開きました。
一度相談のあったお客様を丁寧にフォローしました。
それも自分一人だけでなく、チームの仲間と
ひたすら一生懸命に取り組みました。

が、その期、Sさんのチームは結果的に
数値目標を達成できませんでした。
私のアドバイスから期末までの時間が1か月半しかなく
時間が足りませんでした。

ところが、成果発表会の表彰でなんと第2位に選ばれたのです。
採点者は彼の同僚約30人ですが、
ラスト1か月半のSさんの自分のチームをキャラ化する
一心不乱な地道な行動に共感し、
数値結果以外のチームワークやリーダーシップ、
プレゼン能力などを評価。総合得点で2位になったのです。

この結果に、目標未達ゆえに選ばれるはずがないと思っていた
彼はとても驚きました。
そして、自分が今後何をしていけばよいのかを確信したのです。

その後、Sさんはチームメンバーとお客様の窓口担当者たちと共に、
主体性を発揮し、ユニークで独自性の高い販促策を開発。
自分が担当する職域のインストアシェアを高めました。
そして、その取り組みは彼のチームから全社全チームへと拡大。
会社は見事V字回復を果たしました。

主体性を発揮するためには『舞台』を用意する必要があります。
このとき、フィードバックできる機会も用意しましょう。
そして、指導者はしっかりとフィードバックしましょう。
そのときの言葉次第で「やらされ感」は主体性へと変わるのです。

 
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株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

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