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人はなぜ野生に憧れるのか?~ケニア『野生の王国』視察記~

先日、ドーハを経由してケニアに一週間、視察旅行をしてきました。
すると、随分多くの人から「いいな、私もいつか行きたい!」との
声を多数もらいました。
どうやら『ダーウィンが来た』や
『ディスカバー・チャンネル』が描く野生の世界に
皆さん強い憧れがあるようです。
では、その憧れとはどのようなものでしょう?
現地での体験を通して考えてみました。

■マサイマラで感じた自然との一体感
ケニアのマサイマラは、首都ナイロビから飛行機で約一時間の所にある、
広大な草原&ジャングルであり、野生動物の宝庫です。

どこまでも広がる空と大地。降り注ぐ太陽。
風は遥か彼方からやってきて、見えない遠くへと吹き抜ける。
聞こえてくるのは動物の鳴き声や木々が擦れ合う音。
人工的な物音は一切ありません。

こんな空間にいると、この雄大な景色を吸い込みたくなります。
吸い込むと、自分の胸の中に、見ていた景色と同じ景色が広がります。
そして、自分の外と内に同じ景色が広がって、
それを隔てているのは自分という器だけだとがわかります。

すると不思議なことに、この器がだんだん消えていき、
いつしか自分の内と外の光景が一体化していきます。
こういうのを自然と同化する、というのでしょう。

そんな感覚をもったとき、私はとても穏やかな気持ちになりました。
私の中の小さなイライラもわだかまりもすべて消えていきました。
デジカメが壊れるというハプニングや、
電話もメールも全く通じない事態になりましたが、
ここの空気を吸っていたら、そんなことは全く気になりません。

マサイマラで出会った人たちは皆穏やかでした。
ランクルの運転手は、その運転テクニックを見てもとても丁寧です。
彼らは、マサイマラと一体化して生きています。
穏やかなのは、当然かもしれません。

■自然を拒絶せざるを得ないドーハ
一方、それと対象的に私の中でイライラばかりが募った空間があります。
経由地として立ち寄ったカタールの首都ドーハです。

ここでは二泊して市内見学をしたが、ドーハの外気温は40℃以上。
道は乾ききっていました。
おまけに、都市の規模に不似合いな大型の建築工事ラッシュ。
とても埃っぽい。

そのため、人々はビルの中で暮らしています。
移動はもっぱら車ですから、渋滞が多い。
おまけに建物の写真は撮るな、酒は飲むな、など細かい規則が多い。
自然と一体化するどころか、自然を拒絶して生きていくしかない街です。

同行したメンバーたちは、
入国審査時の担当者にゾンザイに扱われたと怒っていました。
私たちの車に同乗したガイドも、決して親切ではありませんでした。
マッサージを含め滞在中いろんなサービスを受けましたが、
ホスピタリティを感じたことは一度もありません。

ただし、彼らが悪いわけではないと思います。
閉ざされた世界で暮らしているのだから、
ストレスフルになるのは当然かもしれません。

■失いたくない「自然と同化する感覚」
この両極端なマサイマラとドーハの体験から、
人が野生に求めているものを考えれば、
それはマサイマラで私が感じたような、
「自然と同化する感覚」ではないかと思います。

人間は、栽培した野菜を収穫し、食べ、排泄し、
それを肥料にして野菜を栽培し、収穫してきました。
こうした繋がりの一部として何かの恩恵を受けながら、
また自分も何かに影響を及ぼしながら生きてきました。
人間は自然の一部であり、あらゆるものと繋がって、影響し合っています。

ところが、人間は時にこの繋がりを忘れてしまいます。
それどころか、自らが生み出した科学を駆使し、
自然を征服すべき対象と考えることがあります。

山を削って平地を作り、海を埋めて島を作る。
海水を真水に変え、砂漠を緑地化する。
川をせき止めてダム湖とし、活断層の上に原発を作る。

これらの行為は当初は人間を豊かにします。
が、それが際限なく行われると必ず悲劇が生まれます。
地球の温度を上げ生態系を変えてしまいます。
放射能の雨を降らし、何百年も生物が住めない空間を生み出します。

こうした自然に対する傲慢さは、自分が自然の一部であり、
自然と同化できる存在であることを忘れることから始まっています。

マサイマラは、そのような人間の傲慢さに気づかせてくれる場所です。
雄大すぎる野生の中で生きる動物の群れを見たとき、
人は自分の小ささと弱さを感じ、嫌でも謙虚な気持ちになることができます。

日頃感じている自然に対する傲慢さへの反省と、
自然と同化することへの渇望。
それが、人間が野生に憧れ、一度はケニアに行ってみたいと願う
一番の理由でないかと思います。

 

気づきの多い人を採用する方法~いなせな社長の着眼点~

これぞ、その人の本質を見抜く採用試験?!

先日、20年前にコンサルした先の中堅企業の社長と話す機会がありました。
社長は最近自社で行った採用面接の話をしてくれました。

面接対象者は3人の新卒女性です。
採用者には5年後には経理部門のリーダーになってほしいと思っています。
その会場で社長が仕掛けたテストが、
面接会場のゴミ箱の横に落とした紙くずです。

面接では担当役員いろんな話をしますが、
社長が見ていたのは「落ちたゴミを拾ってゴミ箱に捨てるかどうか」
の一点だけでした。

気づく人かどうか。
気づいたら当事者意識をもって行動する人かどうかを見たのです。
誰かが落としたゴミを、自分のゴミとして拾う。

そんな人の近くにいる人は、
その人のその行為を見て「自分も」と気づき、行動するようになる。
そんな周囲の主体性を引き出すリーダーが欲しかったんですね。

結果、拾った人は3人のうち一人だけ。社長の中では採用決定です。
そして質疑応答を担当した役員からもこの人がいい、
という意見があったといいます。
一事が万事なのかもしれません。文句なく採用決定です。

彼女の正式な入社は来春からですが、
早速10月から同社の子会社でアルバイトをすることが決まっているとか。
関連会社の業務に精通しておくのも経理の大事な仕事です。
この準備の速さに驚くとともに、
少しの時間も無駄にしない・有効に使うという緊張感を改めて感じました。

 
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株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
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