マスコミ取材・講演依頼各種お問合せ03-4455-4688
 
月別記事アーカイブ
 

V字研メルマガ vol.198 『部長と課長の違いをわかっているか?』

2017年1月28日 / 08時50分

そろそろ新年に入って1カ月ですね。
早いものです。いかがお過ごしですか?
皆さんは皆さんの今年の夢にまい進しておられますか?

私の今年の抱負は、次世代経営者塾を立ち上げることです。
この仕事は大手シンクタンク勤務時代にもやっていましたが、
その頃のプログラムは経営戦略、財務、マーケティング、
人事などを幅広く学ぶ総花的な学習メニュー。
なんか違うな…と感じていました。

特に、「トップを支える役員と、
現場のリーダーである課長との違い」について
何も伝えていませんでした。
が、そこがわかってない「名ばかり役員・部長」が多く
それが社長の孤独感と部下の無力感の原因となっていました。

そこで「次世代経営者」を育成するためには、
まずは役員・部長と課長の違いを以下の3点に絞り、
明確にすることから始めたいと思います。

1.課長は「問題解決」、部長は「問題発見」
2.課長は「短期目標達成100%」、
部長は「中期で現状比200%」
3.課長は「OJT」、部長は「学校をつくる」

何がどう違うのか、詳しくお伝えしましょう。

1に関して、課長は年度目標の達成でOKです。
そのために部下を預かっています。

一方部長は、自部門だけでなく全社を見渡して
「わが社のここがおかしいですね」
「わが社の弱みはここですね」
「ここを直さないと同じ問題が繰り返し発生してしまう」
など、社長の目と耳となって問題点を見つけ、
よりよくなるよう社内に問題提起するのが仕事です。

その仕事を社長だけに押し付けると会社は機動力を失います。
創業者と違い二世、三世の社長は万能ではないからです。

こうした問題を見つけるには3つの要素が必要です。
(1) 幅広く社内の現状を知る
(2) 本来あるべき姿と比較して至らない点を見つける
(3) 優れた他社と比較してわが社の至らない点を見つける

一般的には、経営理論を学び、その視点から
わが社の至らない点を学びます。(2)がこれに当たります。
ただ、(3)の方が圧倒的に気づきインパクトがあります。
・なぜあの会社はあんなにも儲かっているのか?
・なぜあの会社は社員の売上目標なしでもやっていけるのか?
・なぜあの会社は営業マン0人でもやっていけるのか?
・なぜあの会社の社員はあんなにも元気なのか?
など、(3)に触れると、それまで気が付かなかった
わが社への疑問が生まれます。
その気づきが成長の出発点です。

次に2.課長は「短期目標達成100%」、
部長は「中期で現状比200%」についてです。

部長は、現状のメイン事業については課長に任せて
新規事業とか既存事業の中でも伸び盛りの事業などを
急成長・急拡大させるのが仕事です。
そのために必要なのは、それができる環境を整えること。

ヒト・モノ・カネの投入準備はもちろんですが、
2~3年で現状比200%アップということは、
魅力的な提携先を探すのが主な仕事になります。
提携先を探す具体的な行動力、交渉力、
提携がスムースに行くためのリスク管理が必要なスキルです。

そして3ですが、「学校をつくる」とは、
人が育つ仕組みを社内に創ることです。

これにはどれだけやったら昇進や昇給するかという
人事制度はもちろんですが、それ以外にも、
上司が部下をサポートしたくなるメンター制度の整備や、
理念が自ずと浸透し、自分で考えて自ら行動する人が
社内的にお手本・憧れへと成長する仕組み作りのことです。

こうした仕組みに関しては、
どうやってやったらいいのか、
やり方を見つけるのが難しく
(3)の優れた他社と比較してわが社の至らない点を見つける
ことが最も近道のように感じています。

このように課長や名ばかりの部長が
上記のような部長仕事をできるように
教育していこうと思います。
具体的なカリキュラムは今進めている所ですが、
このメルマガでも適宜ご案内していこうと思っています。

 

【理念経営協会主催】松下幸之助に関心のある方向け

2017年1月27日 / 14時51分

【理念経営協会主催】松下幸之助に関心のある方向け
https://www.facebook.com/events/1675569422753592/?active_tab=discussion

『経営の神様松下幸之助に学ぶ理念経営』

松下資料館の遠藤館長と
私が理事を務める理念経営協会の窪田理事長のコラボ講演です。
遠藤館長の話は、松下幸之助のエピソードに溢れ、必見です。

【岡崎会場】
開催:平成29年2月15日(水) 18時10分~20時10分
会場:ウインクあいち
料金:6,000円

 

V字研メルマガ vol.197 『なぜあのお店は売れるのか?』

2017年1月21日 / 08時45分

あなたは、店員が親切で熱心、笑顔が素敵などの理由で
「次に買う時も利用したい」と思っている店はありませんか?
一方、小売店や飲食店などで店員からひどい接客を受け、
「こんな店に二度と来るものか!」と思ったことはないでしょうか?

もし回答がYESなら、ちょっとここで考えてみましょう。
あなたの「二度と利用したくない」と
「次もまた利用したい」の気持ちをつくっているのは、
その会社の社長ではありません。
現場のひとり一人の従業員です。
従業員の態度ひとつでその会社のイメージが決まります。
そして、それがリピート率に大きく影響します。

ここで、私の顧問先の50代の製造業の社長が
客として経験した感動話を紹介します。
社長は、年末の休みの日に、奥様と大手家電量販店に
LEDのシーリングライトを買いに行きました。

社長は売り場に行って驚きました。
シーリングライトだけで20種類以上あり、
種類が多すぎて、自分の家にピッタリなものを選べないのです。

仕方なく店員を呼んで説明を聞こうかと思ったのですが、
店員が近くにいません。仕方爆この店は諦めて、
家の近くのホームセンターに立ち寄りました。

同じように店内のシーリングライトを見ていると、今度は店員が
「シーリングライトをお探しですか?」と声をかけてきました。
社長が頷くと、店員は「どのようなお部屋ですか?」と尋ねます。
社長は、「横に長いリビングです」と、部屋の様子を伝えました。

それを聴いた店員は、「もしお客様さへ差支えなければ
ご自宅にお伺いさせていただいて、
見させていただいてもよろしいでしょうか?」
と社長に提案しました。
横長の部屋をうまくイメージできなかったようです。

この提案に社長夫妻はせっかくだからと
お願いすることにしました。

後日、店員が社長宅にやってきて、確認しました。
リビングは、店員の予想以上に横に長い空間でした。
そして分厚いメーカーカタログを取り出し、
次のように説明しました。

「このお部屋を隅々まで明るくしようと思いますと、
メーカーからのお取り寄せになりますが
こちらのランプが良いと思いますがいかがでしょうか?」

店員が選んだのは、長方形のシーリングライトでした。
長い部屋には長方形のライトという提案に納得した社長は、
「これにします」と同意しました。

「ありがとうございます!」と喜んだ店員は
さらに次のように提案しました。
「こちらのライトを取り付けますと、壁紙の日に
焼けているところと焼けていないところの差が目立ってしまいます。
この際、壁紙も張り替えてみてはいかがでしょうか?」

確かに店員の言うように壁紙も変えた方が、
リビング全体が明るくなるのは確かでした。
そこで、社長は店員さんに壁紙の取り換えもお願いしました。

後日、無事工事が行われました。
そして社長のリビングは随分明るい空間に代わりました。
これにより社長夫妻は、すっかり
このホームセンターのファンになりました。

社長はこの体験から多くのことを学んだといいます。
が、このケースでは、家電量販店の売上はゼロ。
対してホームセンターは、
シーリングライト代+壁紙代+工事費の売上となります。

そして、この差が作れるのは、
主体性の高い現場の従業員だけだということです。
そしてこの違いをもたらしたのは、それぞれの店員が
「自分は何を売ってるのか」という意識の違いです。

家電量販店の店員はシーリングライトという
モノを売っていました。
対してホームセンターの店員は
快適な空間を売っていたのです

お客様が工場見学をするときには
そこで働く従業員の働きぶりや
環境整備の徹底度合などを観察します。
梱包された箱を開ける時は、
梱包の様子、セッティングの程度を観察します。

そして、お客様はその違いを見て
担当者がどんな思いで働いているのか、
その気持ちを瞬時に見抜く力を持っています。

売上を左右するには従業員のスキルではなく、
それを支える『何を売っているのか』の意識です。
『何を売っているのか』に気づかせ、常にを意識させ、
できたときには褒めて、その職場にいれば
誰もが無意識でそれができる環境を作ってくださいね!

 

V字研メルマガ vol.196 『日本人の『つなぐ』文化とビジネスチャンス』

2017年1月14日 / 08時45分

新年の決意も新たに仕事に励んでいる方も多いでしょう。

その中には会社を大きくする。
そのことに想いを強くしている人も少なくないでしょう。
多くの経営者が大きくすることを目指すのは、
社員の給料を上げ続けたい
ポスト=やりがいを与え続けたい、という思いからです。。

ところが、大きくするのを目指さない、
という会社があるので驚きました。
今の売上が25億強で10年後のビジョンの売上は30億。
それ以上は目指さないというのです。

それが、掛川市にある和洋菓子店の『たこまん』です。
静岡県内に18店舗経営していて、
2016年2月に『カンブリア宮殿』でも取り上げられました。

店内に入ってお店の雰囲気にすっかり感動しました。
店員さんが親切にお茶を出してくれます。
それを飲みながらお菓子を物色するのですが、
店を代表する売れ筋のお菓子ほど、
試食品がおいてあります。
それもお菓子のかけらレベルではなく、
一個まるごととか、半分くらいの量で試食できます。

店員さんの応対がとにかく丁寧。
その極みはお見送りです。
玄関までお菓子を入れた袋を持って出てきて、
90度まで腰を折り、見えなくなるまで。

「お見送りは最大のプレゼンテーション」と言います。
お客に一番印象の残るし、口コミに乗るからです。

こんな店員さんの対応力は、
同社の平松社長の従業員ひとり一人の
動機づけ力にあります。

同社には、現在パートさん含め従業員数366人います。
その従業員の誕生日と
家庭を持っている人にはその伴侶の誕生日、
独身の人には員の家族の誕生日には、
社長はバースデーレターを書き続けているといます。

さらに、毎月の全従業員の活動報告書すべてに
コメントフィードバックをする徹底ぶり。

そして従業員同士ではサンクスカードをやり取りします。
このサンクスカードは複写式で、
貰った人はそのカードを自分の経営方針書に貼ります。
また、出した人は自分の書いた複写のカードを
自分の経営方針書に貼ります。

これによりどれだけ書いた、どれだけ受け取ったかが
現物としてわかるようになっています。
従業員は、社長からだけでなく、
社員からも自分の日々の行いに対し、
ホメ系のフィードバックを貰うのです。

サンクスカードはたくさんもらった人に
効果があるように思われますが
同社ではたくさん出した人が表彰されます。
「他人の長所を見つけられる人が幸せになる」
という考え方からです。

誕生日に社長から承認され、
毎月フィードバックをもらい、
サンクスカードを出すたびに自分が幸せになり、
サンクスカードを貰うたびに幸せになる。
同社には仕事を通じて幸せになる機会が多数あります。

社長がここまで社員を大事にする背景には
創業当初、社長が仕事に熱中するあまり
「もうついていけません」と言って5人いた社員のうち
4人が辞めてしまったという集団離脱があります。

そのとき社長は、自分が全然社員を
見ていなかったことを反省し、経営理念を制定します。
それが「ひとりのお客様の満足と、ひとりの社員の幸せ」。
以来、ぶれずにそれだけを目指してやってきたといいます。

「みんなの満足、みんなの幸せ」でなく
「ひとりの」となっている点に
ひとりひとりを見つめる、という社長の決意を。
それを実践するすさまじさを聴いて感動しました。

会社の規模を売上30億円より大きくしないのは、
この「見つめる」仕組みを維持するため。
従業員のモチベーションは高く、
就職希望者も後を絶たないと言います。

正しい経営とは何なのか教えてくれる
規模拡大よりもESを優先する姿勢。
ここまで徹底的にできるのを素晴らしいと思いました。

 

V字研メルマガ vol.195 『日本人の『つなぐ』文化とビジネスチャンス』

2017年1月10日 / 11時01分

新年あけましておめでとうございます。
またしても箱根駅伝を堪能する正月を送ってしまいました。
何でですかね…日本人の駅伝好きは。

日本人ほど『つなぐ』ことを
大切にしている民族はいないでしょう。
まず、天皇家です。世界で一番古い皇室であり、
少なくとも1500年以上の歴史があります。

次に経営の世界を見てみましょう。
100年以上続いている老舗企業は26000社以上あり、
さらに200年企業が何と100社以上存在しています。
そして世界の200年企業のうち、実に40%強が日本企業。
日本は世界最強の長寿企業大国といえます。

生産システムの世界を見てみましょう。
トヨタ自動車の大きな強みのひとつがJITです。
必要なモノを、必要な時に必要な量だけ配送し、
無駄ゼロ、欠品ゼロを実現するこの物流システムは、
サプライチェーンマネジメントの根幹をなすものとして
世界中の流通と生産の効率化に貢献しています。

そしてスポーツの分野でも、
メンバーがつないで勝つことを日本人は好みます。

駅伝は日本にしかない競技です。
その醍醐味のひとつが、無事に襷(タスキ)を
つなぐことができるか否かです。
選手は次につなぐミッションがあるから頑張れるといいます。
逆に次につなげなかった選手の悔しがり方は
見ていて辛くなるほどです。

野球もそうです。日本の野球の得点の仕方は、
まず一番バッターが塁に出て、
二番バッターが送りバントで得点権にランナーに進めます。
そして三番・四番バッターがランナーを返すのが定石です。

これを「つなぐ野球」といいますが、
そのポイントは犠打にあります。。
日本のセ・リーグと米国のナ・リーグの
2015年の一試合当たりの平均犠打数を比較すると、
ナ・リーグは 0.61に対しセ・リーグは1.73本と、
実に2.8倍の開きがあります。
日本はそれだけつなぐプレーを多用しているのです。

そして、リオ五輪で世界を驚かせたのが、
陸上男子の4×100メートルリレー(以下4継)です。
日本チームには9秒台もファイナリストも一人もいません。
外国勢から見れば、エースの不在の凡人集団です。
それが、4継だと勝てるのです。
この事実も、日本人のつなぎの強さを物語っています。

つなぐことがこれだけ得意な日本人です。
ビジネスの中に、今まで以上に「つなぐ」機会を設ければ
それがビジネスチャンスにつながります。

特に、私が考えるのは、企業と顧客や
前工程と後工程をつなぐ垂直的なつながりではなく、
顧客同士がつながる水平的なつながりです。

以前、湯布院を代表する旅館である「亀の井別荘」の
中谷社長に話を伺ったことがあります。
http://www.kamenoi-bessou.jp/
同旅館には同旅館のファン同士のコミュニティができてて、
その集まりに参加したくて、何度も泊まりに来る人がいます。
そしてその人たちが口コミで友人を呼び、
同じ価値観を持ったお客様が増えています。

売り手側からみれば年間客単価の高い顧客が
増える仕組みをつくっていると言えます。
このような仕組みは、もちろん「亀の井別荘」と
中谷社長が独自性の高い価値提供を行っているから
できることですが、顧客間のコミュニティの形成は
市場が成熟した今の日本で企業が安定基盤をつくる
ひとつのビジネスモデルといえます。

この「亀の井別荘」方式の、顧客と顧客をつなぐ
コミュニティの場つくりを、
当社は今までしてきませんでした。
そこで顧客同士がお互いに情報交換し、学び合い
創発する場づくりに、今年は挑戦してみようと思います。

例えば、現在当社には5Sを指導している
顧問先が複数あるのですが、顧問先同士で見学会を行い、
一緒に働き方改革を考えていきたいと思います。

また、各社には「次の役員を育てたい」という
課題が共通してあるのですが、
ならばいっそ、当社が主催して各社の役員候補を集め、
役員養成塾を開催してみようと考えています。

具体的な内容構成はこれからですが、
そんなことができたらいいなあ、と考え
ワクワクしているスタートです。

あなたの今年の抱負は何でしょうか?
去年とは違う、新しい価値を築いていきましょう!

 
各種お問合せ・ご相談

新商品開発、プレミアム人財の育成、営業力強化などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
各種お問合せはこちら
マスコミ取材・講演依頼はこちら

株式会社 V字経営研究所

株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

PAGE TOP