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V字研メルマガ vol.242「今求められているプロフェッショナル像とは?」

2017年8月22日 / 15時29分

新聞を読んでいて
リーダーシップ、あるいはプロフェッショナルについて
ほとほと考えさせられる事件がありました。

山梨県市長逮捕の記事です。
この市長は、知り合いの校長の息子が
教員採用試験に合格するように答案用紙を改ざん。
その見返りに80万円の賄賂を受け取ったのです。

校長は同市バレーボ―ル協会の常任副会長でもあります。
そして、その仲介役を務めたのが73歳の住職です。
この住職は校長と同じバレーボール協会の重役で
スポーツの指導者としても名を馳せた人でした。

市長、校長、住職、スポーツ指導者…
市民が立派な人と認め
「あの人の言うことだから間違いない」と信じ
素直に従ってきた聖職者ばかり。

それがこんな悪だくみを働くなんて、
まったく情けない国だなと思います。

そこで、今日的に社会から求められている
人財像を見直してみたいと思います。

マッキンゼーの元日本代表の平野正雄さんは、
21世に必要な人財を以下のように定義しています。

「あらゆる分野でそれぞれの専門知識や技術を持ち、
組織に属していても、いなくても、
自己規律と職業倫理により行動して、
顧客や社会の価値を作り出せる
プロフェッショナルが強く必要とされる」。

この中で、私は「自己規律と職業倫理により行動」という
一文が最も大事だと思います。

上記の3人も、仕事はとてもとできる人たちでしょう。
しかし、「自己規律と職業倫理により行動」
この2つができていませんでした。
能力があっても、自分の利益だけを考えていたんですね。

こうした人が生まれてしまったのは
価値観よりスキルのみを評価してきた社会風潮にあります。
テストで高い点を取るための、
〇〇の鉄則とかテクニックばかりを教える教育が、
人の道を忘れさせてしまった元凶だといえましょう。

また、スキルは一度身に着けると落ちないものですが、
価値観は、普段は正しい考え方ができても
上記の市長が息子のことになって過ちを起こしたように、
TPOによって狂うことが出てきます。

よって、スキルと違い一度学べばそれで終わりではなく
何度も繰り返して学ぶ必要があります。
企業で毎日経営理念を唱和したり、
常にクレドカードを持ち歩いたり、
サンクスカードを書き続けているのはそのためです。

「仕事ができたら文句ないだろう」という考え方を
「そりゃそうだ」と許す風土の会社は危険です。
あなたの会社のプロフェッショナル像は、
「自己規律と職業倫理により行動」は入っていますか?

 

V字研メルマガ vol.241「『俺が俺が思考』がはびこっていないか?」

2017年8月22日 / 15時29分

甲子園で熱戦が続いていますね。
先日新聞に、京都成章高校のエースで主将の
北山選手のエピソードが掲載されていました。

プロが注目する北山選手には、高校に入学した頃、
ひとつの夢があったといいます。
それは、1試合のアウト27個を全部三振でとること。

子どもの頃から「打たれなければチームは負けない」。
そう考えて、帽子の庇の裏に「27三振」と書いて
三振奪取にこだわってきたといいます。

しかし、エースのこうした姿勢は、
チームメイトからは決して面白いものではありません。
「三振にこだわる=バックを信用していない」からです。

勝っても「北山がよくやった」「北山のおかげ」と
認められるのはいつも北山選手だけ。
ここにはチームスポーツの醍醐味はありません。

京都成章の小田監督は、
エースのこうしたワンマン思考により
チームが壊れていくことを恐れました。
そこで昨秋、敢えて北山選手をキャプテンに指名します。
周囲をよく見れる人になって欲しかったからです。

キャプテンとしてメンバーを率いるうちに、
北山選手は以下のことに気付きます。
仲間がいるから野球が出来ること、
仲間の気持ちはとても熱いこと。
仲間ひとり一人が大きな可能性を秘めていること。
自分一人では結局何もできないこと。

こうした気づきにより、彼の中から
「俺が俺が」のワンマン思考は
「チーム第一。チームがあっての自分」という
チーム思考に変わっていきます。

このことは企業でも同じです。
松下幸之助翁も、著書『人生談義』(PHP研究所)の中で
ワンマン思考に警鐘を鳴らしています。

「いわゆる知識もある、手腕も持っている立派な人が
成功しているかというと、案外そうではない。
特別これといってとりえもないような、
一見平凡な人が業績をあげているのです。

結局、それは、すぐれた知識、手腕のある人は
何もかも自分でやってしまう
傾向があるからじゃないでしょうか。
勢い部下の人もおもしろくないから、
あまり意見を言わない。だから衆知が集まらない。

また、部下のやっていることがまだるっこしく見える。
自分がやった方が早いということで、仕事を任せなくなる。
たとえ任せても口出しするんですな。
それでは部下はやる気をなくしますよ。

やはりね、いかにすぐれた人でも、
一人の知恵・力はタカが知れたものですわ。
衆知、衆力にはかなわない。
知恵や力にとらわれてはいけない。
ぼくの場合、どちらもなかったのが幸いした。
まあ、熱意だけはあったと思いますがね。」

逆に言えばリーダーに必要不可欠なのは、
人よりできる知恵や力ではなくて、熱意です。
北山選手はキャプテンになり、
仲間の力を借りたり援けたりする経験の中で
ようやくそのことに気が付いたのでしょう。

京都成章は、初戦の神村学園戦で、
9回裏サヨナラのピンチを迎えます。
内野手がマウンドに集まってきたとき、
北山選手は「自分が三振を獲る」と言わず、
「打たせるから皆に任せる」と言いました。

結果的に内野安打を打たれサヨナラ負けしますが
そこには爽やかな笑顔がありました。
小田監督には、北山選手のその成長が嬉しかったようです。

あなたの会社に、ワンマン思考の人はいませんか?
会社は人に仕事を任せてやりがいを感じてもらう場です。
是非、管理職に登用する前に「ワンマン思考」を捨て
「チーム思考」に変える教育をしてくださいね。

 

V字研メルマガ vol.240「迷う無駄の省き方とは?」

2017年8月8日 / 14時56分

台風による被害は大丈夫でしたか?

私も、今回の台風には参りました。
8月7日は弊社3周年記念イベント
「生産性向上ゲーム研修」の開催日でしたが、
やむなく中止しました。

が、このイベントと台風が重なったことで
私は大事なことを学びました。
それは、「撤退基準が迷う無駄を省き、
人の自主性が引き出す」ということです。

7日朝、私が住む岐阜地区は快晴でした。
しかし、天気予報では夕方から夜にかけて
台風5号は開催地・名古屋を直撃します。

そこで、7日朝5時半に次のような案内を
参加予定だった30名の皆さんに
送らせていただきました。

「台風5号の影響で開催時間に
名古屋市で警報が出る可能性があります。
そこで、開催の条件を以下のようにします。

・15時の時点で警報が出ていたら、
 その後解除されても本日の開催を中止します
・15時以降でも警報が出た時点で本日の開催を中止します。
 そうでない場合は、開催します」

すると、受講予定者からこんなメールをいただきました。
「台風の影響を心配しておりましたので、
このように判断基準を頂き助かります」

また、15時過ぎには以下のメールを頂戴しました。
「1500現在大雨暴風警報が発令中の為,
延期と認識いたします」

こうしたメールをいただきながら、
自主性を引き出す「撤退基準」の大切さを、
改めて認識しました。

例えば現在、多くの企業が自社内に
赤字部門を抱えています。
そしてその事業を続けるのか
辞めるべきかで悩んでいます。

この悩みが続いてしまうのは、
そこにGOかNGを決める撤退基準がないからです。

現在私は、ある食品会社の赤字部門の
V字回復を指導しています。
同部門には今春まで撤退基準がなく
ズルズルと数年来の赤字が続いていました。
担当の社員たちは、「社内のお荷物」扱いです。

ここに会長が、メスを入れます。
「上期中に単月黒字にならなければ撤退」
との基準を示したのです。

すると担当の社員たちに変化が起きました。
商品改良、店舗改善、イベント企画等…
「こんなにも考えていたのか!」と驚くほど、
ミーティングを行うたびに、
次々と良い販促策が社員から生まれています。

基準が明確だからこそ、
その基準をクリアしようとして
ひとり一人の主体性が引き出されたのです。
その姿は、どこが「社内のお荷物」だと思うほど、
逞しいエース社員ばかりです。

あなたの会社では今、
GOかNGかの迷う事業はありますか?
あれば、「撤退基準」を創りましょう。
そして皆で打開策を出し合い、取り組みましょう。

 

V字研メルマガ vol.239「変化を加速するポジティブ・ワードとは?」

2017年8月8日 / 14時56分

「GO!GO!GO!」
清宮主将率いる早実野球部のスローガンです。

昨年夏の地方大会の準々決勝。
早実は、その試合で放った清宮選手の打球が
スタンドまで後5m届かなかったため敗れました。

そこで早実は、甲子園で優勝するために
・打球の飛距離を後5m伸ばす
・球速をあと5km/hアップする
・体重を後5kgアップする
の3つの「5」のアップを目標に取り組んできたといいます。

残念ながら同校は敗れてしまいましたが、
彼自身、チームの心を一つにした
このスローガンが大好きだったといいます。

このような「ポジティブ・ワード」のあるチームは、
チームの一体感を創る上でとても大切な要素です。

そこで今回は、
業績のV字回復を果たしたクライアントの
ポジティブ・ワードをご紹介したいと思います。

2年前、業績が落ち込んでいたS社。
私は同社の建て直しを手伝ったのですが、
そのとき最も驚いたことのひとつが、
同社社員の他責体質でした。

業績不振の原因を営業マンたちに尋ねたところ、口々に
・他部署が協力してくれない
・在庫を持たない本社が悪い
・上司のマネジメントが悪い
・傍若無人なライバル会社が悪い
と、自分のことは棚に上げて、他者批判の連続でした。

そこで私は、「他者のせいにしても事態は何も変わらない。
すべての責任は自分にあると考えて、
自分たちの行動を変えよう」と強く伝えました。

以来、彼らの行動は変わりました。
約1年後にはマネジメント層も体制も変わりました。
その結果、見事V字回復を果たしたのです。

この変革の中で、同社が用いたスローガンがあります。
それが「自責で考え、自律自走しよう」。

言葉の生みの親は、同社の企画部長。
他責体質がすべての元凶だと感じた彼は、
それを変えるべく、自らが研修講師となり
リーダーシップの基本を伝えます。

その研修で、社員は自責で考えることの効果と
他責で考えることの悲劇を学びます。
そして、中堅社員が中心となって、
10年後のビジョンをアウトプットしました。

そのビジョンは、意欲とスピード感に富み、
経営層に高く評価されました。
それに自信を得た社員たちは、
他責で考えることを止め、
主体的に動く人財へと進化しました。

このスローガンはこの研修の中で、
講師である企画部長が意図的に繰り返し用いたものです。
それがいつしか
同社内で変革を加速する合言葉となったのです。

あなたの所属するチームには、
皆で共有してワクワクするような
「ポジティブ・ワード」はありますか?

是非、「ポジティブ・ワード」を開発して
組織の一体感と変化を加速しましょう!

 

V字研メルマガ vol.238「部門のV字回復ために一番大切なこととは」

2017年8月8日 / 14時55分

突然ですがあなたは、
部門のV字回復には何が必要だと思いますか?

各社員のスキルアップ?
目標達成に至る綿密な戦略?
どちらも必要ですが、
それ以前に必要なものがあります。

京セラの稲盛会長は、
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」と語っています。
この考え方を、営業部門に応用すると
「考え方」は部門の価値観であり、
そのチームの空気感といえます。

会社の空気感を社風と呼びますが、
それになぞらえれば「チーム風」となります。

また、「熱意」は自社だけのもの、
他にはない独自性を出そうとする意欲ですから、
「戦略」と置き換えることが出来ます。

つまり、「人生・仕事の結果=チーム風×戦略×能力」となります。
そして、この3要素には重要度に順番があります。

なぜなら、アグレッシブな風土のチームは
アグレッシブな戦略を立案します。
逆に雰囲気最悪なチームは、いくら良い戦略を立てても、
スキルアップ研修を行っても、
「こんなリーダーのためにガンバレるか」と、
営業マン一人一人がそっぽを向いてしまうでしょう。

つまり、業績を良くするために最も必要なことは
チーム風なのです。

そこで、あなたの会社や部門のチーム風を
以下の5点でチェックしてみてください。

これはハイアール・ジャパン(旧三洋電機)など
いくつもの赤字企業を社長として黒字化させた
X-TANKコンサルタントの
伊藤嘉明さんが指摘しているものです。

? 信頼が欠如していないか?
 上司と部下、部下同士、部門間の協力できているか?
 社内調整に大量の時間を取られていないか?

? 「それ、間違っています」と言えるか?
 明らかに間違っているものに対し発言せず、
争いごとを避け、穏便に済まそうとしていないか?

? コミットメントをしているか?
 決めたことをいつやるかが曖昧になり、
 「言っただけ」で放置されていないか?
 期限を区切りできたかどうかフォローアップしているか?

? 説明責任を果たしているか?
発生した問題に対し「それ私、担当ではありません」と
言い訳が横行していないか?

? 結果へのこだわりの無さ
「やれなかった場合、どうなる?」を深く考えているか?

私自身、自分のマネジメント経験を振り返って
グサグサ突き刺さる指摘ばかりです。

逆にこういうことがちゃんとできることが
良いチーム風を生み出す上でとても大切なことです。

あなたも是非この5つの点で
自部門をチェックしてみましょう。
そして、「空気が変われば結果が変わる」を信じて
変化を起こしましょう!

 
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株式会社 V字経営研究所

株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

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