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V字研メルマガ vol.245「働き方改革が改悪になっていないか?」

2017年9月4日 / 10時28分

突然ですがあなたはどのお店で買いたいですか?

1.朝8時に開店する花屋さん。社員の出社は7時半。
  皆で掃除、体操をして8時開店
2.朝8時に開店する花屋さん。社員の出社は7時45分。
  掃除して8時から朝礼。
3.朝8時に開店する花屋さん。社員の出社は8時。
  それから掃除、朝礼。

これは、日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞した
日本ウエストン(株)を見学させて頂いたとき、
同社の臼井社長が私たち見学者に出したクイズです。

当然ですが参加者の答えは、1。

そして、見学者たちは帰社後、
皆で臼井社長に学んだことを話し合いました。
そのとき出たのが、「うちは8時始だけど、
皆で7時半に来て、ちゃんと準備して、
8時からはしっかりお客様対応できるようにしよう!」
という、意見でした。

そして、参加企業のある会社はクレドに
次の一文を皆で作成して付け加えました。

「開始時間からスムーズに仕事ができるよう、
事前準備に努めるのは従業員の役目です。
一日の予定を確認し、必要な設備や道具を整備し、
材料を用意してから、仕事の開始時間を迎えます。
これにより今やるべきことに集中でき、
早く確実に終わらせることができます」

するとそれ以降、皆、自主的に7時半に出社し、
8時までしっかり準備をするようになったのですが…

昨今の働き方改革は、このような働き方を
良くないものだと認識させる傾向にあります。

「朝出は残業と同じ」
「開始時刻の数分前にしか出社してはいけない」
「それ以前に出社して掃除するのは禁止」
「PCのスイッチは始業後にしか入れてはいけない」

あなたの会社では同様の指示は出ていないでしょうか?
このような意見が出るようだと、
会社を以下の2つに割ってしまいかねません。

ひとつは、上記の日本ウエストンのように考えて
しっかり準備をしたい派。
「私たち、残業代が欲しくてやっているんじゃないです。
ちゃんとお客様をお迎えしたいからやりたいのです」

もうひとつは、準備はしてはいけない派。
法律で禁止されているのだから、
「早出禁止なんだからやめましょう」
「貴方たちが会社に迷惑かけているのがわからないのかな?」

これは悲しい現実です。
もしこんなことになったら、
折角築いてきた企業文化が壊れてしまいます。
企業にとって一番大事な一体感の崩壊です。
「働き方改革」ならぬ「働き方改悪」ですね。

貴方の会社ではいかがですか?
行政の言うことを守っても、
行政が利益を保証してくれるわけではありません。
大事なのは皆が一生懸命やってお客様を喜ばし、
それで自分たちも楽しいと感じることです。

社員たちが自主的にやっていることに口を出すほど
行政も介入するわけではありません。
中小企業ほど、働き方改革が改悪にならないよう、
気を付けてくださいね。

 

V字研メルマガ vol.244「新人が定着する仕組みがあるか?」

2017年9月4日 / 10時27分

新卒の採用活動もそろそろ終盤。
貴社では思うような採用ができたでしょうか?

先日、製造業A社の社長が
「今年は一人採用できた。が、かかった費用は120万。
これだけかけて辞められたら
やってられないよ」と嘆いていました。

確かにその通りですね。
では、どうしたら辞めないようにできるでしょうか?

それには新人の心理を考えてみる必要があります。
コピーライターの糸井重里さんは
自らの新人のころの体験を次のように語っています。

「新人の頃、コピーライターとしての
自分をどう考えていたかは、複雑です。
そうそう簡単に「おれは天才だ」と思えるものじゃない。
最初に感じたのは、
『どうやらおれは、ここにいてもいいんだな』でした。
それが少しずつ
『これだったらおれにもできるな』に変わってくる。
やがて先輩たちの仕事を見たりしているうちに
『これ、おれにやらせてくれたらな』と思うようになる」

つまり、定着のコツは、企業が新人に対し
「あなた、ここでやっていけるよ」の
メッセージを出し続けていくことです。

そこで、新卒の定着に悩む製造業B社で
入社した5人に対し次のような挑戦をしてみました。

まず、現場のマネージャが、
新人ひとり一人の「成長カルテ」を作成します。
「成長カルテ」には、新人にマスターして欲しい項目が
20項目記載されています。以下はその抜粋です。

・商品名を覚える
・各工程での作業時に、良/否の判断をして作業できている
・在庫管理の意味を理解し、先入/先出での作業準備ができる
・機械、器具の名前を覚える
・ライン速度に遅れることがなく作業ができる

このカルテを用い、上司は新人がどの程度できているか
新人と一緒になって毎週チェックします。
チェックの基準は以下の通りです。

説明を聴いたら…各1点。
5回やって2回できたら…3点。
5回やって5回ともできたら…5点。

こうして、最初の2か月間で100点満点を目指します。
100点をクリアすると、次は中級編に進みます。
そして同じように100点満点を目指します。
こうして、半年間で立派な戦力に育てていくのです。

B社では過去5年で新卒を累計20人採用したものの
半数の10人が辞めてしまい、
それが先輩社員の残業過多の一因になっていました。
が、これを導入してからは嘘のように辞めなくなりました。

それは、「成長カルテ」の点数が上がっていくことで
自分の「できる」が見える化できたこと。
そして、その点数を上げるために、
先輩たちが丁寧にアドバイス・応援してくれたことです。

特に後者の効果は大きいです。
家族の一員のように周囲に大切にされていることが
「どうやらおれは、ここにいてもいいんだな」に繋がるのです。

新人の定着率に関わらず、
あなたの会社でも「成長カルテ」を作成してみましょう。
きっと失われがちな職場のコミュニケーションが
復活することでしょう。

 

V字研メルマガ vol.243「職場の空気が不機嫌になっていないか?」

2017年9月4日 / 10時26分

先日、ANAで飛行機が60分以上遅れるという事件がありました。
原因は「保安検査場の混雑」。
明らかなオペレーションミスに、
肝要な乗客たちもさすがにいらだってきたとき…

その空気を穏やかな空気に一変する出来事がありました。
乗客の一人で、他の乗客と同じように待たされていた
歌手の松山千春さんが、
不機嫌な雰囲気を慰めようと、自分の持ち歌である
「大空と大地の中で」を、機内のマイクを使って歌い始めたのです。

スケールの大きな歌詞と、彼特有の優しい系の声。
これにより、乗客の心は癒されたのです。

この快事は「松山千春の神対応」として
WebニュースからTVニュース、新聞各紙で報じられました。
そして、この記事に触れた私も、
とても穏やかな気持ちになりました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6251260

この記事を読みながら、人はつくづく空気に敏感で、
その空気に合わせて行動するのだと思いました。

リーダーは、業績が落ち込んで、会社の雰囲気が重苦しく、
皆が下を向いてまっているときほど、
意図的に空気を変える努力をする必要があります。

例えば以下は、私のクライアントの金融機関の支店長が
チームリーダーである係長に送ったメッセージです。

■6月10日のアクションプラン会議(全員参加)では、
全体での意見が無く、4月の計画策定時点と比べると
テンションが下がっているのでは…と感じました。

定期的なミーティングが十分できていないこと、
全体に進捗状況を周知できていないことなど、
率直に反省し、「これから」盛り上げていけばいいのですから、
全体をしっかりと係長がリードしてください。

■6月は全体的にアクションプランの勢いを
感じることが無かったように感じます。
目標値に対する実績の見える化をグラフで示し、
進捗状況が一目でわかるようになりましたが、
各チームでその状況をどのように感じ、
どのように動くかを検証できていない現状です。
反省すべきは率直に反省し、課題を明確にして
即行動に移すことが大切だと思います。

チームの空気、雰囲気を読み、それを正すよう
コメントしているという点で私はとても秀逸だと思います。

もしあなたが、この係長と同じように上司から
「チームのテンションが下がっている」
「あなたのチームはの勢いが感じられない」と
指摘されたらいかがですか?

私なら「あなたにはリーダーの資質がないね」と
指摘ようでかなりショックです。

この係長は支店長のこうした指摘で奮起し、
率先垂範と定期ミーティングの開催、見える化管理と
部下のフォローアップを徹底し、年度末には
全社1位の成果を勝ち取りました。

それは、彼が「チームの空気作り」を
自分のミッションのひとつに置いたことによる効果あり、
そのことの大切さを伝えた支店長の指導力の賜物です。

あなたのチームの空気は今、どうですか?
上司や出入りの人に聞いてみましょう。
「おかしいな?」と指摘されたら、あなたの出番です。
松山千春になったつもりで、変える努力をしてみましょう。

 
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株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
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