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V字研メルマガ Vol.286「稼働率100%を目指してはいけない」

2018年5月8日 / 09時59分

GWが終わりましたね。
ゆとりのある時間を過ごすことはできましたか?

生産性向上はどこの企業にとっても課題です。
が、受注型産業において稼働率100%を目指すのは
必ずしも得策ではありません。

稼働率100%は、
「仕事パンパン、もうこれ以上受けられない」状態です。
こんなとき大事なお客様から
「至急これをお願いしたいのだけど…」と頼まれると、
それを受けられずにご迷惑をかけてしまいます。

困ったお客様は他社に同じ依頼をするでしょう。
が、それが切っ掛けでそのお客様を失うかもしれません。

それを避けるためには、遊軍を確保しないといけません。
遊軍とは戦争の時に「ここで兵を増強すれば、
相手に勝てる」瞬間に投入できる軍隊のこと。
日頃は何もせずに文字通り遊ばせておくので、
遊軍と言われています。

遊軍はコストアップ要因です。
が、「あそこに頼めばいつだって大丈夫」の信頼は確保できます。

例えば、「主要取引先3社の依頼は絶対に断らない」との
営業方針を貫いている運送会社があります。
そのため、いつでも出動できる遊軍を持っています。

なぜ主要3社だけそれを貫くのか。
これは、創業者が「アウトソーサーにはなるが、
同業者の下請けは絶対にやらない」と決めたからです。

運送業界でも、元請けと下請けの構造があります。
同じようなトラックを保有し、同じように運ぶのですが、
当然ながら元請けと下請けでは利益率が違います。
創業者にはそれが我慢できませんでした。

そのため、創業当時直接取引してくれた三社を
他に取られないようにしようと、
どんなことがあっても要望にお応えする体制を
維持してきたのです。

また、稼働率100%よりも、
繁忙期と閑散期の差のない負荷平準化の方が
経営的に理想的な企業もあります。

洋菓子メーカーは、10月から12月まで、
クリスマスケーキの製造で稼働率100%になります。
このとき、もし人が採用できないと、
約束通りの生産ができません。

ところが、パートや派遣労働者など採用は
以前よりずっと困難になっています。
繁忙期だけ大量に人を採用し対応することが
難しくなっています。

そこで夏場の受注を増やす努力をします。
夏場にクリスマスケーキを発注していただければ、
安い価格で対応するのです。
年中安定して仕事がある状態にすれば、
生産の肝である人財を安定雇用できるからです。

お客様から見たら、依頼先の稼働率など関係ありません。
自分のオーダーを喜んで引き受けてくれる先が一番です。
余裕ある状態を維持できるよう工夫しましょう。

 
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