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V字研メルマガ vo.299「新商品の誕生を妨げる2つの理由」

2018年6月26日 / 17時50分

突然ですが…7月20日に昨年からお手伝いしていた
クライアントの新商品の記者発表が決まりました。

「絶対に出すぞー!」と決めて、
皆が熱中して作った商品です。
どんなムーブメントが起こるか、
W杯のポーランド戦並みに楽しみです。

今年は本当に新商品開発コンサルの依頼が多いです。
そこでこれから数回にわたって
新商品・サービス開発のことをお伝えします。

わが国のデフレは20年以上続いています。
この傾向は今後も続くでしょう。
そんな中でも会社は成長し続けなければなりません。
誰もが自分の給料を上げ続けたいと考えているからです。

この停滞期を生き抜くには、強い商品が欠かせません。
強い商品とは
「貴社のあの商品が欲しい。そうでないと嫌だ」と
逆指名される商品のこと。
これがあれば企業は、10年稼ぎ続けることができます。

ところが、強い商品がなかなか出てきません。
その理由に、
日本ファミリービジネスアドバイザー協会(FBAA)の
西川盛朗理事長は2つの高齢化を上げています。

第一は、社長と後継者の高齢化です。
新商品開発はビジネスの中でも
非常にリスクを伴う意思決定です。

もし失敗すれば、その損失を取り返すのに
何年もかかります。
人は歳を重ねるほど保守的になります。
ノープレイ、ノーエラーというわけです。

第二は、ビジネスモデルの高齢化(老朽化)です。
今や、生活必需品はネット通販で購入する時代です。

過去の成長を支えてくれた
販売チャネルに頼っているだけでは、
新しい顧客と出会うことも、顧客のニーズを掴めません。

従来と違う方法でニーズを探しに行かなければ、
エラーどころか消滅の危機なのです。

そこで私はクライアントの社長に次のように尋ねます。
「あなたの会社の5年後の
商品別の売上構成比はどうなりますか?
今と同じですか?違いますか?」

すると誰もが「違う」と応えます。
今の主力商品が今より売れなくなると考えるからです。

「では、その穴を何でリカバリーするのですか?」
と尋ねると、皆黙ってしまいます。
次の売りモノを用意できていないからです。

このリスクを回避するには、
まずトップが「〇〇年までに絶対に新商品を出す」と、
決断するしかありません。
決めて、その日のために今から準備するのです。

FBAAの西川理事長が指摘する
2つの高齢化の進行は、自分で歯止めを掛けましょう。
そして、社内の若い力を結集して
新しい売りモノを開発しましょう。

 

V字研メルマガ vol.298「なぜ「やる気を出せ!」ではやる気が出ないのか?」

2018年6月26日 / 17時49分

ワールドカップ、次のセネガル戦は愉しみですね!
最初に良い結果が出るとムードは逆転しますね!
このことから気が付いたことが今日のネタです。

「やる気があれば、もっといい結果が出る。
もっとやる気出せ!」

と、あなたは社員に言ったことがありますか?
その結果、社員のやる気は出ましたか?

おそらく答えはNOでしょう。
なぜなら「やる気があるから結果が出る」の
順番が間違っているからです。

正しくは「結果が出るからやる気が出る」。

先に良い結果が出て、そこに手応えを感じる。
その手応えをもっと感じたい。
だからやる気が出る。これが人の感情です。

ですから、経営者は常日頃から
「君たちの仕事は素晴らしい仕事だ!
お客様が喜んでいるぞ!」と伝えることが大切です。

以前、中国の板金プレス工場を見学したときのことです。
入り口には、クルマが二台展示されていました。
そのクルマはウインドウやシートなどが
取り外されたスケルトンです。

その中に、色の違う板金が数か所ありました。
その板金が、この工場で生産しているものです。
つまり、このクルマのここを
生産しているんだと社員に教えているのです。

これを見た社員は、「このクルマがよく売れているな。
だから、こんなに忙しいんだな」
「重要な部分だな。要求品質をちゃんと
キープしないといけないな」と気が付きます。

そうした自覚を持った人に
トップが「もっと効率が上がるよう
改善提案を考えてください」と求めたら、
社員たちは「よし、がんばろう」と自覚するのです。

一方、わが国の製造現場には、
自分が創った部品がどこでどのように使われているか
知らされていない人もいます。

それなのに、トップは品質向上や改善提案を要求します。
「何のための」がわからない仕事です。
そこには、やらされ感しかありません。

そうならないよう、
トップは現場の担当者に、
常にお客様の評価を伝えるようにしましょう。

また、お客様の製品の展示会に担当者を連れていき、
そこで「ここに自分たちの部品が使われいるんだ。
すごく重要な部分で、これがないと動かないんだ」
と説明しましょう。

「自分たちの部品が大勢の人の役に立っているんだ」と
手応えを感じた社員は、
「やる気を出せ!」などと言わなくても、やる気になります。

手応えこそがやる気の源です。
担当者が手応えを感じる機会を作りましょう。
どんな大きなV字回復も、
「ささやかな手応え」を感じるところから始まるのです。

 

V字研メルマガ vol.297「社員が主役の舞台を用意していますか?」

2018年6月19日 / 09時38分

地銀が主催する経営者セミナーを終えたときのことです。
名刺交換に来た二世社長にいきなりそう頼まれて驚きました。

同社は超細密加工技術に定評がある社員数60人の製造業。
その誘いを受けながら
「この社長は素晴らしい人だな」と舌を巻きました。

なぜなら、外部の人に工場を見てもらう機会を作れば、
それが人財育成に繋がるからです。

以前、吉本興業の竹中功専務(当時)に、
芸人が育つ環境について尋ねたことがあります。
彼は次のように教えてくれました。

「ずばり3割バッターになることです。
ただし10打数3安打の3割バッターではなく、
1000打数300安打の3割です。
芸人は1回でも多く舞台に立てることが重要なのです。

舞台に立てばお客様から直接的なリアクションをもらえます。
カメラ越しでは自分の芸の受け具合がわかりません。
ですからテレビに出る売れっ子芸人でも、必ず舞台に立ちます。
舞台は人材を育てる一番の場所なのです」

これを企業経営に置き換えれば、
工場やオフィスに外部の人を招待することは、
工場を劇場の舞台化することと同じ。
工場見学をするお客様のリアクションを見ながら、
社員たちは自分の芸のレベルを上げていけるのです。

例えば、工場の説明を課長でなく、
敢えて20歳の若者に担当させている会社があります。
この起用に見学者は驚きます。
そして「貴社はどんな教育をしているのですか?
素晴らしいですね!」と教育体制に関心を持ってもらえます。
それを聴いて担当者も社員も喜びます。

また、思わず「ここ、写真撮ってもいいですか?」と
言いたくなるほど掃除道具を
美しく整理しているオフィスもあります。
掃除道具の整理棚が撮影されるたびに、
社員たちは「自分たちが認められている」と自信を深めます。

見学者は機械設備だけでなく、
そこにいる人のモチベーションも観察しています。
このような工場やオフィスに見込み客を招待すれば、
成約確率も高まります。

人が育ち、かつ実利にも直結する工場やオフィスの舞台化。
是非挑んでみてください。

 

V字研メルマガ Vol.296「最も恐ろしいパワハラ言葉とは」

2018年6月19日 / 09時37分

パワハラ言葉というと
大声で相手を罵倒するイメージがあります。

が、静かに耳もとで語りかけるほど
相手をコントロールできる言葉があります。

それは…

「わかっているだろうな」。

日大アメフト部事件でも、ほぼ同様の言葉が
監督やコーチから選手に投げられていました。

この言葉は次のようにも使います。
「これは首相案件だ。わかっているだろうな」
「学園の名誉校長が誰か、わかっているだろうな」

いずれも具体的な指示ではありません。
が、言われた方は「何をするべきか」か
必死で忖度(そんたく)します。

そこから発生する不利益が大きなの場合は、
強いストレスになります。

親会社が下請けに言います。
「この価格で、この納期までやってください。
もし断ればどうなるか、わかりますよね」

上司が部下に言います。
「二度と俺にこんな恥をかかせるな。
今度やったらどうなるか、
子供じゃないんだからわかるよね」

先輩が後輩に言います。
「さあ、皆さん、次は酒井の芸です。
でも皆さん、結果はもうわかってますよね。
割りばしの用意はいいですか~?」

学生時代、部活の宴会で余興をやったときの
司会者の言葉です。酒井の芸がつまらなかったら、
割りばしを酒井に投げつけよ、という意味です。
(実際に割りばし一杯浴びました)

まったく、「わかっているだろうな」は
恐ろしい言葉です。
言われた方は真綿で首を絞められたように
忖度地獄に落ちていきます。
これほど支配者に好都合な言葉はないでしょう。

こんなパワハラをなくすには
どうしたらよいのでしょう?

何より上の立場の人が
この言葉の暴力性を知って使わないことです。

例えば、ある大手の下請け工場が
親会社から追加オーダーを依頼されたときのことです。
下請け工場はすでにフル稼働状態。
そこに「何とかして欲しい」という無理なお願いです。

このとき親会社は、「これ以上は難しい」と
応える下請けに次のように提案しました。

「本当にそれ以上できないのか、
全ラインのキャパと稼働状況を教えてください。
なんとかできないのか一緒に考えましょう」。

このとき、上記のように
「わかっているだろうな」と言って
圧力かけることもできたはずですが、
それだとWin-Winにならないとわかっていたのでしょう。

短期の利益、自分の利益だけを優先するから
生まれる「わかっているだろう」。

依頼者がまずは相手をリスペクトする。
次に、常にWin-Winになるように模索する。
そうすれば、この言葉は自然に消えていくでしょう。

 

V字研メルマガ vol.295「新商品が生まれる会社・生まれない会社」

2018年6月12日 / 09時08分

「新商品が生まれる会社・生まれない会社の違い」

私が最近のセミナーの冒頭で
お見せしているデータがあります。

IMF(世界銀行)が今年1月に予測した
わが国のGNPの成長率予測です。

18年は1.2%。19年は0.6%。
そして20年は0.2%です。
アジア地区の20年の予想が6.5%ですから
この予測は残念ながら群を抜く低さです。

五輪の年にここまで落ち込む理由は何か。
第一は当然ながら人口減少の影響です。
第二は中古市場の拡大です。
メルカリでいくら売れても、
手数料以外GNPにはカウントされません。

この停滞期を生き抜くには、強い商品が欠かせません。
強い商品とは、独自性が際立っていて
顧客に強く記憶されていて、
「貴社のあの商品が欲しい。そうでないと嫌だ」と
逆指名される商品のことです。

このような商品があれば企業は、
10年稼ぎ続けることができます。

ところが、企業から強い商品がなかなか出てきません。
その理由のひとつはトップの高齢化です。

新商品開発はビジネスの中でも
非常にリスクを伴う意思決定です。
もし失敗すれば、
その損失を取り返すのみ何年もかかります。

だから歳を重ねるほど人は保守的になります。
ノープレイ、ノーエラーというわけです。

しかしながらノーエラーではないのです。
上記のように市場は停滞しています。
その市場に競争相手はどんどん入り込んできます。
何もしなければ、エラーどころか消滅です。

そこで私はクライアントに次のように尋ねます。
「2025年、7年後のあなたの会社の
商品別の売上構成比はどうですか?
今のままですか?今の主力商品は
その時も主力商品として売れ続けていますか?
顧客別の構成比はどうですか?同じですか?」

するとほぼ全員が「違う」と言います。
そして、主力商品が弱くなるから、
新しい何かを生み出さないと…と気が付きます。

しかし、「ある日突然、道を歩いていたら
富士山に登っていた」なんて偶然はありませんよね。
同じように、ある日突然新商品が
生まれることもありません。

新商品はトップの決意と覚悟から生まれます。
「〇〇年までに絶対に新商品を出すんだ」と、
決めれば、会社全体が動き始めます。

トップが求めれば、
社員はアイデアを探しに奔走するでしょう。
今まで出ていなかった展示会にも
出展してみようと考えるでしょう。

こうした動きが、多くの閃きを生み、
やがて次の主力商品へと進化していきます。
決断に遅すぎることはありません。
今日の決断は明日よりも早いのです。

新商品が生まれる会社と生まれない会社の違いは、
トップが「〇〇年までに絶対に新商品を出すんだ」と
決めるかどうかにかかっているのです。

 

V字研メルマガ Vol.294「挑戦心を高める環境をつくっていますか?」

2018年6月12日 / 09時08分

『挑戦心を高める環境を作っていますか?』

会社に玄関入ってすぐに『三途の川』があったら、
あなたはどう思いますか?

そんな会社が本当にあります。
オムロンの研究開発施設『京阪奈イノベーションセンタ』。

同社の1Fには水をはった池が2つあります。
その間が通路になっていて、
その先に研究員が勤務する2Fに昇る階段があります。

「三途の川を渡る。その先に天国がある。
2Fは天国の入口」という意味で、
自分の職場を天国に見立てているのです。

蘇生を意味するこの階段は、
「既成概念を捨てれば、可能性は無限大」の
社員へのメッセージ。

同社はカメラのセンシング技術で最先端を行く会社。
「創造力は環境から生まれる」といいますが、
人工知能はこんな環境から生まれているのです。
https://www.facebook.com/vjiken0408/

社員の潜在能力を引き出す。
そのための環境づくりは中小企業でも行われています。

例えば、特殊バネメーカーとして有名な
東海バネ工業?の豊岡神美台工場には、
日本に7人しかいないプラチナマイスターの
銅板手形が飾ってあります。
この手形から、職人への敬意と賞賛が伝わってきます。

また工場内の各ショップにはボードが設置されています。
そこには「工程担当者の氏名と顔写真」のほかに、
ここで使われている「職人技」が記されています。
それを読むと、担当者ひとり一人の
仕事にかける熱情が伝わってきます。

『焼肉キング』や『丸源ラーメン』などの
外食チェーン店を経営する?物語コーポレーションでは、
本社の正面一口に店長一人一人の
ポートレイトが飾られています。
会社の店長へのリスペクト感が伝わってきます。

岐阜県西濃地区で注文住宅ナンバーワンの
?森住建のショウルームには
3畳ほどの西濃地区の白地図が掲げられています。

その地図には、同社が建てた家の場所を表す
赤いシールが貼られています。
その数の多さに驚くと同時に、
創業以来約20年の間にこれだけの数の家を建ててきた
社員や職人への感謝が伝わってきます。

いずれも、社員を大切する会社の姿勢が伝わってきます。
それを肌感じた社員は、「よし、自分も頑張ろう!」と
挑戦心をたぎらせることでしょう。

こうした空間づくりは、社長の発案からしか生まれません。
口で「あなたが主役」というのは簡単ですが、
空間で表現すると説得力が倍増!
是非社員へのリスペクト感が伝わる
空間演出を考えてみてください。

(ご紹介した各社の写真は、弊社Facebookページに
掲載しています。よかったら「いいね!」して下さいね)
https://www.facebook.com/vjiken0408/

 

V字研メルマガ Vol.293「貴方の部下は貴方ばかり見ていませんか?」

2018年6月12日 / 09時00分

『あなたの部下は貴方ばかりを見ていませんか?』

「他人を見るな、目標を見よ」
ある居酒屋で、朝礼時にスタッフが
唱和している言葉のひとつです。
これを聴いたとき「いい言葉だなあ」と感心しました。

ここでいう他人が誰かは特定されていません。
が、特に気を付けたいのは上司です。
部下が上司の目を気にすぎたら最後、
会社が成長どころか衰退するからです。

あるメーカーで管理者研修を行った時のことです。
同社は独創的な商品の開発で知られた会社でした。
その中に独創的なアイデアを持った課長がいました。

彼は自分のアイデアを活かして
新商品を創りたいと考えていました。
そこで彼に「だったら『こういうの作りたいです』と
上司に進言してみたら?」と伝えました。

すると彼はこう答えました。
「そんなことできるわけないです。
提案したら『じゃ、お前やってみろ』と言われます。
そしてもしそれが出来なかったら
『なんだ、できねえじゃないか』と言われ、
その後はどっかに飛ばされます。
だから提案なんて死んでもできません」。

詳しく聴くと、以前そのように進言し、
結果的に左遷された人がいたというのです。
その恐怖が、進言を思い留まらせていたのでした。

そうした事例が目の前にあると、
人は「ノープレイ、ノーエラー」を選択し、
上司の指示以上のことをしなくなります。
また、叱られるのを恐れてミスを隠すようになります。

こうなると会社は成長のチャンスを失います。
自分のことだけを考えた言い訳や
責任の擦り付け合いが横行し、衰退していきます。

それを避けるには、どうしたよいか。
このときの上司と部下の関係を、
夫婦に置き換えて考えてみましょう。

家庭での奥様に対する夫の態度には2つあります。
ひとつは「自分が食わしてやっているんだ」。
もうひとつは「今の自分があるのは君のおかげだ。ありがとう」
今の時代、どちらが幸せな家庭を築く夫婦か。
いうまでもないでしょう。

後者の夫婦にあるのは、
ご主人の奥様への敬意と感謝です。
現場からの良い改善提案を活かし、
悪い情報をタイムリーにトップに集まるようにするには、
「今の自分があるのは君たちのおかげだ。ありがとう」の
部下へのリスペクトと感謝が欠かせません。

日大アメフト事件では、
監督・コーチと学生との関係でありながら、
部下への感謝とリスペクトの重要性を浮き彫りにしました。
上司が自分の態度を見直す良い機会になりましたね。

以下は、Facebookでシェア数2000を越える
関学アメフト部のエピソードです。
さすがにこれだけシェアされるだけあって
大変勉強になります。お楽しみください。

【宮本幸男さん】「堂々と勝ち、堂々と負けよ」
https://www.facebook.com/groups/1480649752171849/permalink/2113386285564856/

【古谷野岐彦さん】「関学監督の人柄~OBの述懐」
https://www.facebook.com/michihiko.koyano?hc_ref=ARQNmsZILMvIpjPKjlPjQgaJYTsexpe84wkACriH4a_0y6xDoEwjJTIrxPzTKrLUmWU&fref=nf

 
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企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

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