マスコミ取材・講演依頼各種お問合せ03-4455-4688
 
月別記事アーカイブ
 

V字研メルマガ vol.327「人口減少下の生徒数倍増の自動車学校の秘密」

2018年12月5日 / 09時00分

人口が減るから売り上げが減っても仕方がない…
そう考えて縮小均衡を選択する会社は少なくありません。

しかし、縮小均衡で生き残るのはトップブランドだけ。
下位企業はどんどん消えていっているのが現状です。

自動車学校は、まさにその大波に直面しています。
18歳人口は、93年の203万人から
18年には118万人まで減少。
そのため、どの自動車教習所も苦戦していますが、
逆にぐんぐん伸ばしている学校があります。

三重県伊勢市の南部自動車学校です。
わざわざここに、合宿免許を取得しに来る学生が増加し、
生徒数を伸ばしているのです。
先日、同社にお伺いし加藤社長にその秘訣を聴いてきました。

人気の理由は、ブランディングの成功です。
ブランディングというと、エルメスのように
「商品の高品質化」で差別化するのが一般的です。
が、運転免許証はどこでとっても一緒。
そのため商品そのものでの差別化はできません。

そこで同社はブランディングを
「お客様との約束の証」と定義し、
取得までのプロセスで差別化することにしました。

あなたは教習所に、どんなイメージを持っていますか?
叱られて怖い…そんなイメージはありませんか?

そこを何とかしたいと考えた同社は
「親切で丁寧な」教習所になることを
コアコンピタンス(独自性の核)に据えます。

そして、その実現のために、
以下の3つの他校にはない制度を導入しました。
1.担任制度
2.ほめられる教習
3.親感謝プログラム

「担任制度」は、入校から卒業まで
一人の教官が担任になって
ずっとその生徒を教えるというものです。
これができているのは、三重県下では同校だけです。

担任制にしたため、生徒が教官に感謝する、
教官が生徒を励ます、応援する仕組みができます。
また、担当した生徒の検定試験の合格率や
生徒のSDカード取得率などが教官の評価基準になります。
これが教官のモチベーションになっています。

また、「ほめられる教習」は、
教官が全員「ほめる達人検定3級」を取得。
毎朝の朝礼で2人1組となり、
お互いの長所を見つけてほめるロープレを
1分間やるなどの研修を重ね、定着させました。

さらに、「親感謝プログラム」は、
卒業時に生徒が親に感謝の手紙を書くプログラムです。
なぜなら、万が一交通事故を起こして傷ついた場合、
いちばん悲しむのは親だからです。

親に感謝することで、生徒は誰にでも
大切にしたい親がいるのだと気が付きます。
すると、丁寧に運転しようという気持ちが芽生えます。
これにより「永遠の安全運転」を
実現できると考えているのです。

同校はこの3つを「三種の神器」と呼んで実践しています。
そして「ほめちぎる教習所」というネーミングで
登録商標をとり、PRしています。
そのユニークさから多くのマスコミで紹介されています、

この3つは本質的に生徒と教官の関係性を良くし、
お互いの人間力(徳)を高めるプログラムです。
同社はアウトプットでブランディングできない業態でも
プロセスでブランディングできるお手本。

差別化に悩む会社は、是非参考にしてください。

 

V字研メルマガ vol.326「社員と感情の共有をしていますか?」

2018年12月5日 / 08時59分

素晴らしい秋晴れが続いていますね。
最近は、運動会を行う会社が増えていますが、
貴社ではいかがですか?

運動会は良いですね。
汗かいて「気持ちいいね」と言えば「気持ちいね」
「疲れたね~」といえば「疲れたね~」
「楽しかったね」といえば「楽しかったね」

こうやって同じことを体験する機会を通じて
感情を共有することが、全社一体感を育みます。

運動会は希望者のみの参加ですが、
参加した人たちが「楽しかったよ。良かったよ」と
話すうちに、ひとり、また一人と
参加するようになります。
楽しいところに人は自然と集まるのです。

先日お会いした名古屋市のヒーターメーカーの
河合電器製作所の佐久真一社長も、
社員との感情を共有できる機会を大切にされている
自称「余白経営」の推進者でした。

「余白経営」とは、勤務時間に余白をつくり、
その時間に社員同士が仕事とは直接関係にない
共通体験をする経営のこと。
これがあると、自ずとコミュニケーションが活発になり
助けあう組織ができるのです。

その一つが北海道での社長の友人宅での酪農研修。
希望者のみが2泊3日で泊り込みで働きます。
これは同社の経営には全く関係ないこと。

あるいは郡上で20人ずつ集まって、
オフサイトミーティングを開催。
社長がファシリテータを務め、話し合うテーマは、
「働くとは何か」「貢献と自由とは何か」など哲学的。

答えは出ません。議論は時間が来たらおしまい。
いろんな考え方があり、いくつもの答えがあります。
自分の考えが必ずしも正しいわけではないんだ…
それを確認するだけでも意義があるといいます。

こうした一見無駄と思える経験の中で、
社員たちの中に「同じ釜の飯を食う感覚」が、
芽生えていきます。
それが同社で働くことを楽しいものにしています。

佐久社長が目指しているのは社員の「元気が出る状態」。
「元気」は呼吸と同じです。
先に吐き出せば、次に吸い込むことが自然と起こり
人間の内部のエネルギーは自ずと高まります。

酪農を頑張ったり、
オフサイトミーティングで気づきを得ることは、
コンビニでの募金したときと同じ、
善意を「吐き出す」行為です。
すると、次に良いエネルギーが体内に満ちてきて
本業への意欲が高まるのです。

逆に詰め込みすぎたら、必ず無理が来ます。
管理で縛りすぎても、無理が来ます。
そうなると仕事は本当につまらなくなってしまう。

余白経営はひとり一人の内部にエネルギーを溜め、
社員のん赤に伸びしろを増やす経営です。
濃密な人間関係づくりは、他人と助け合う環境づくり。

生産性向上が求められ、
ひとり一人の創意工夫が必要な時代には
欠かせない経営ですね。

 
各種お問合せ・ご相談

新商品開発、プレミアム人財の育成、営業力強化などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
各種お問合せはこちら
マスコミ取材・講演依頼はこちら

株式会社 V字経営研究所

株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

PAGE TOP