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V字研メルマガ vol.11 現場の幹部にスイッチを入れる方法

2014年9月19日 / 10時52分

すっかり秋らしくなりましたね。

先般、東京と大阪で増収増益をテーマにしたセミナーを行いました。
主催者からは「事例をとにかくたくさん話して!」と言われたので
あれもこれもと盛り込んでみたら、その数、自分でも驚きの40例超。
5時間のセミナーですから、7分に1度は事例を語ったことになります。

これだけ事例が出るのは、
私が常にV字回復の現場にいたからですが、
どの事例にも「立役者」がいました。
そしてそのほとんどが、V字回復を果たした組織の課長です。

前々回に記したV字回復の立役者になったのは、
企画担当のK課長でした。
目標達成後、私は現場の皆さんに
「リーダーの言葉で印象残っているのは何ですか?」
とインタビューしました。すると出てくるのはK課長の言葉ばかり。

同社の商品は確率的には顧客に100件提案して2件売れるもの。
だから、断られることで心が折れそうになる担当者もいます。
そんなとき、その担当者にK課長は明るく声がけします。

「98回まで断られて当たり前。今まで何回断られたの?」
担当者が「24回です…」と応えると、
「断られて悩む必要なんかないよ。
後74回断られないといけないな~」
「楽しくやりましょう。
真剣はいいが、深刻にならずにね」と笑います。

この言葉に担当者の中のめげた気持ちが消え、
「そうだよね~がんばろう!」という気持ちが復活。
すると、それからわずか3回目の提案で、見事受注!
そんな時K課長は「意外と早かったね!ついているね!」と声がけ。
この明るさが、多くの担当者のモチベーションを維持したのです。

では、K課長は元から明るかったわけではありませんでした。
私はV字回復プロジェクトの最初に「しゃべり場」を実施します。
「しゃべり場」とは「うちの職場、こうだったらいいのにな…」を
テーマに現場の担当者が自由に話し合う、
1時間程のミーティングのこと。
6人一組で行い、全員が参加するまで繰り返して行います。

同社では次のような意見が出ました。
「空気清浄機が6台あるのに稼働していない。直してほしい」
「始業前から電気を点けて欲しい。出勤時に部屋の中が暗すぎる」
「コピー機が遠い。時間が惜しいので位置を変えてほしい」…etc

この「しゃべり場」の実施は、いろんな狙いがあります。
一番は、このような小さな職場の問題を即座に解決することで
社内に「変化の予感」を起こすことです。

「あれ?なんか便利になったな…
これからもっと良くなるかも?!」
「あれ?自分が言った通りに変わった…
私たちの意見って案外貴重かも?!」

上司が部下の意見を聞き、速攻で対応する職場は滅多にありません。
ですから、それだけで部下は驚き、モチベーションが上がるのです。

また、これを聞いた上司たちも、いろんなことに気が付きます。
「本来は自分が先に気づくべきことばかり。
周囲が見えていなかった…」
「現場の人は自分が思う以上にやる気がある。
もっと信じて任せてみよう!」
「自分たちの仕事は現場の人が働きやすい環境を作ることなんだ!」

このように「しゃべり場」を実践すると、
幹部は現場の本気に驚きます。
そして、自分よりも部下の方が危機意識が強いこと
本気になって何かをしようとしているときに
目が覚めたようにスイッチが入るのです。

K課長も、こうした部下の本気に気付き、そこから変わりました。
幹部が集まった作戦会議では快活なファシリテータ役を務め、
多くの意見を引き出しました。
また、上記のように誰よりも現場を回り、
声がけするようになりました。

その結果が、同社の奇跡のV字回復です。
「企業は人なり」と言いますが、
「企業は人間関係なり」とも言います。

人間関係の修復無くしてV字回復はあり得ません。
しゃべり場などを通してK課長のようにそれに気が付いた人が、
V字回復の立役者になるのです。

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株式会社 V字経営研究所

株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
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