マスコミ取材・講演依頼各種お問合せ03-4455-4688
 
最近の投稿記事
 

V字研メルマガ vol.241「『俺が俺が思考』がはびこっていないか?」

2017年8月22日 / 15時29分

甲子園で熱戦が続いていますね。
先日新聞に、京都成章高校のエースで主将の
北山選手のエピソードが掲載されていました。

プロが注目する北山選手には、高校に入学した頃、
ひとつの夢があったといいます。
それは、1試合のアウト27個を全部三振でとること。

子どもの頃から「打たれなければチームは負けない」。
そう考えて、帽子の庇の裏に「27三振」と書いて
三振奪取にこだわってきたといいます。

しかし、エースのこうした姿勢は、
チームメイトからは決して面白いものではありません。
「三振にこだわる=バックを信用していない」からです。

勝っても「北山がよくやった」「北山のおかげ」と
認められるのはいつも北山選手だけ。
ここにはチームスポーツの醍醐味はありません。

京都成章の小田監督は、
エースのこうしたワンマン思考により
チームが壊れていくことを恐れました。
そこで昨秋、敢えて北山選手をキャプテンに指名します。
周囲をよく見れる人になって欲しかったからです。

キャプテンとしてメンバーを率いるうちに、
北山選手は以下のことに気付きます。
仲間がいるから野球が出来ること、
仲間の気持ちはとても熱いこと。
仲間ひとり一人が大きな可能性を秘めていること。
自分一人では結局何もできないこと。

こうした気づきにより、彼の中から
「俺が俺が」のワンマン思考は
「チーム第一。チームがあっての自分」という
チーム思考に変わっていきます。

このことは企業でも同じです。
松下幸之助翁も、著書『人生談義』(PHP研究所)の中で
ワンマン思考に警鐘を鳴らしています。

「いわゆる知識もある、手腕も持っている立派な人が
成功しているかというと、案外そうではない。
特別これといってとりえもないような、
一見平凡な人が業績をあげているのです。

結局、それは、すぐれた知識、手腕のある人は
何もかも自分でやってしまう
傾向があるからじゃないでしょうか。
勢い部下の人もおもしろくないから、
あまり意見を言わない。だから衆知が集まらない。

また、部下のやっていることがまだるっこしく見える。
自分がやった方が早いということで、仕事を任せなくなる。
たとえ任せても口出しするんですな。
それでは部下はやる気をなくしますよ。

やはりね、いかにすぐれた人でも、
一人の知恵・力はタカが知れたものですわ。
衆知、衆力にはかなわない。
知恵や力にとらわれてはいけない。
ぼくの場合、どちらもなかったのが幸いした。
まあ、熱意だけはあったと思いますがね。」

逆に言えばリーダーに必要不可欠なのは、
人よりできる知恵や力ではなくて、熱意です。
北山選手はキャプテンになり、
仲間の力を借りたり援けたりする経験の中で
ようやくそのことに気が付いたのでしょう。

京都成章は、初戦の神村学園戦で、
9回裏サヨナラのピンチを迎えます。
内野手がマウンドに集まってきたとき、
北山選手は「自分が三振を獲る」と言わず、
「打たせるから皆に任せる」と言いました。

結果的に内野安打を打たれサヨナラ負けしますが
そこには爽やかな笑顔がありました。
小田監督には、北山選手のその成長が嬉しかったようです。

あなたの会社に、ワンマン思考の人はいませんか?
会社は人に仕事を任せてやりがいを感じてもらう場です。
是非、管理職に登用する前に「ワンマン思考」を捨て
「チーム思考」に変える教育をしてくださいね。

各種お問合せ・ご相談

新商品開発、プレミアム人財の育成、営業力強化などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
各種お問合せはこちら
マスコミ取材・講演依頼はこちら

株式会社 V字経営研究所

株式会社V字経営研究所は、2014年4月に起業した、次世代経営チームの育成を支援するコンサルティング会社です。 「 事業と人財のV字回復するプログラム、あります 」 をスローガンに、企業の最重要課題である増収増益の実現と人財が育つ仕組みづくりを支援します。また、その実践を通じて社長が右腕と頼む次世代経営チームを育てます。次世代経営チームが強くなれば、今日出会ったお客様と、100年後も付き合い続けることができるでしょう。
企業がそのような100年ブランドへと成長することが当社の理想です。

PAGE TOP