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V字研メルマガ vol.316「限界にぶつかったら…どうする?」

2018年10月2日 / 10時26分

先日、市場が縮む成熟産業でシェア30%の会社が
60%近くに成長した、という話を聴いて驚きました。
今回はその秘訣をお伝えします。

シェアアップの主役は消防車メーカーの「モリタ」。
http://www.morita119.jp/
消防車の総需要は、市町村合併の影響等で
過去20年間減少傾向にあります。

そんな中、同社が躍進した切っ掛けは
阪神大震災のときに一大事でした。

それは「水が出ないと消防車は役に立たない」。
震災で消火栓が破損すると、
消防車が駆けつけても水が出ず、
消火できないのです。

そこでモリタの技術者は、少ない水で、
より効率的に消火活動できる方法を考えました。
それが「泡」をつくって消すこと。

それを可能にした消防車を開発し提案したところ
次々と採用され、シェア拡大につながったのです。

「火を消すには水。水がない=火が消せない」
これが前提です。

そこで「本当に水がないと火は消せないのか?」
と疑ってみたわけです。
ご存知のように、火は酸素の供給を絶っても消えます。
そこで見出した手段が「泡」だったのです。

同社は現在、同じ発想で
「窒素」で火を消す消防車を開発中です。
空気中の窒素を集めてそれを吹き出し、
空気中の酸素濃度を低くするのです。

「限界を感じたら前提を疑え」。
この言葉を私に教えてくれたのは、約15年前、
ミツカンで「におわなっとう」を開発した役員でした。

当時、「なっとう」市場は伸び悩んでいました。
食べない人は、全然食べません。
その理由の最たるものが「においが嫌」。

ではその匂いはなくならないのか?
「納豆=におうもの」という前提を疑い、
においの元を見つけ消し去ったのが
同社のロングセラー「におわなっとう」です。

前提はほとんどの場合、思い込みにすぎません。
それを取り払ったらモリタやミツカンのように
新しい市場が開けます。

あなたも日々限界を感じていたら、
ちょっと立ち止まってみましょう。

今やろうとしていることの前提条件は何ですか?
その前提に縛られていませんか?
前提のうち、変えられるところはないですか?

そこから今の限界を突破できないか、
見直してみてくださいね。

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